バターキャラメルミルフィーユフラペチーノ

お出かけ

ホワイトクリスマスにバターキャラメルミルフィーユ

クリーニングにだした服を受けとりに行かなければならず、それだったらスタバで朝食もついでにとろうと先週の休日とまったくおなじ理由で朝から活動する。外はまだまっ暗で地面は夜中のうちに雨でも降ったのか、じっとりと濡れていた。さいわい空からはなにも降っておらずまずまずのスタート。予報では雨または雪だったのでちょっと拍子ぬけた。しかしスタバに到着するころには雪がふわふわと舞ってきて道路も徐々に白くなり、あっというまに冬景色に染まってしまった。そんな天候下でもランニングしてる人の姿を5人くらい見かけた。彼ら彼女らはこの寒さのなかどういった心持ちで走っているのか、いささか気になった。おそらく高い志をもつ人たちなんだろうと予想した。僕は散歩の習慣はあれど走るという行為についてはあまり積極的に行わない。たまに散歩中に走りだしたくなり15分ほどランニングするていどである。最初から「さあ走るぞ」とはならないのだ。でもそういったランニングをしている人たちを信号待ちのときなんかに眺めていると走る習慣も悪くないように思えてくる。はたから見るとつらいイメージを連想しちゃうが、もしかすると本人たちは心地いいのかもしれないし、逆にストレスだって軽減されるかもしれない。僕は社会人になってからというもの、はたしてまともに走りこんだ日はあったかなと過去をふりかえってみたら片手で数えられるていどしかなかった。僕はもっといろんな土地を走って「ランニングの思い出」を増やしていくべきかもしれない。ちょうどあと一週間で2023年に突入するわけだし来年から少しずつ走りはじめるのはタイミングてきに適時なように思う。まずは週1ペースでやってみようかな。ランニングのウェアだったりシューズだったりそういうのを選び、使う楽しみも増えるわけだし。そんな想いを胸に抱きながら僕は静まりかえった朝の街にたたずむスターバックスに入店した。コーヒー豆の備蓄にはまだ余裕があったけど、いつ大雪で交通障害になるか(そうなると買い物もままならない)わからないので追加しておくことにした。前回の酸味強めなクリスマスブロンドの反動でこの日は苦味によせたイタリアンローストを購入した。たぶんはじめて飲むコーヒーだ。朝食には久々に新作のフラペチーノをチョイスした。バターキャラメルミルフィーユです。パープルハロウィン以来のフラペチーノでテンションが上がる。ついてきた茶色の太いストローをクリームの上にそっと挿してさっそくひとくち飲んでみると、きっぱりとした甘さのなかにバターやキャラメルの優しい風味がふくまれていて冬らしい味わいだった。フィアンティーヌとよばれるクレープ生地を薄くのばしてから焼いて細かく砕いたものが混ぜこまれており、これがサクサクした食感を生みだしマイルドなフラペチーノにほどよい解像感をあたえていた。そしてこれは時間の経過とともにしんなりと柔らかくなるのだがそれもまた変化を楽しめておもしろい。ちなみに後半はブロック状のパイクラムがどかんどかんと太いストローから流れこみ、こちらもサクサクしていてうまかった。ホリデーシーズンを甘くやさしく彩ってくれる新作フラペチーノに感謝をしつつ僕はスタバをあとにした。店でビング・クロスビーの『santa Claus Is Coming To Town』がごきげんにかかっていたおかげで気分は完璧なまでにクリスマスだった。さらに外は激しい大雪で街は薄く白んでおり、美しくとも厳しくともとれるホワイトクリスマスが展開されていた。このまま車にのりこもうかとも考えたが朝のランニングの人たちを思いだしそのまま散歩に出ることにした。冷たい風に飛ばされてやってくる雪がピシャピシャと顔にはりつき視界が悪い。手袋を忘れてしまい指先の感覚が鈍い。ふつうのスニーカーで家を出たので靴下が濡れて足が不快。僕はあまりの準備不足に底がみえない井戸のような深いため息をついた。そんなひどいありさまでも白銀の世界へと変貌した公園は見事なまでに美しかった。そのような景色にかこまれていると心が洗われていく気がした。僕はふとクリーニングにあずけた服のことを思った。きっとあの服もさっぱり仕上がって僕の帰りを待っているころだろう。誰もいない公園で、生きとし生けるすべてものはひっそりとリセットされようとしていた。

クリスマスツリー
建物
雪景色
朝日
雪景色

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