木々

お出かけ

盛岡の中津川沿い

朝にいちど散歩を済ませたのだけど、もう少しどこか歩きたかったので盛岡まで車を走らせることにした。ひさしぶりに中津川沿いを歩きたくなったのだ。あと先日買ったカメラでふだんとは異なる景色を撮りたくなったのも理由のひとつ。盛岡駅西口の駐車場に車をとめて駅構内を歩いてとおり抜け、東口へと降り立つ。駅前の広場には色とりどりの花々があざやかに飾られていた。看板には「もりおか 花×Smile プロジェクト」と書かれている。あいにくのくもり空ではあるけれど、この周囲は晴天にも負けず劣らずの華やかさを放散していた。駅から中津川の方へ歩いていると、少し離れたところに開運橋がきれいなアーチ状で街にとけこんでいた。橋の上にはたくさんの車が行き交っている。歩道わきの階段をおりて川沿いの道にでる。川の水はなかなかのスピードで流れていて、中央に鎮座する大きな岩の上にはなにやら黒くて大きな鳥(カラスではなくもっと長細い鳥だった)が斜め上空を見あげていた。その方角には高架鉄道がそびえたち、ちょうど新幹線「はやて」の緑色の車両が東京へむけて走行している最中だった。鳥もはやてに乗りたかったのか、はたまた誰かを見送っていたのか、ただ走りゆく大きな物体を眺めていたのか僕にはわからないけれど、そんな鳥とともに僕もぼんやりと走り去ってゆくはやてを見つめていた。川沿いにはたくさんの種類の野花が咲いていた。花といえば春のイメージが僕のなかでは強いのだが、夏でもこれほど多くの花が咲いているんだなあと感心するとともにどこか穏やかな気持ちになる。途中、黄色と白のモンシロチョウが仲良く戯れていた。お昼時だったからか、くもり空だったからかわからないけど人の姿はほとんどなく、たまにランニング中の人とすれ違うていどだった。それにしても草花の著しい成長のおかげで道幅がだいぶ狭くなっている。人とすれ違うときもお互い片足を草むらに突っこんでしまうほど。まあ自然豊かといえばそうなのだが、もう少し道幅が広いと歩きやすいかもしれない。ふと草むらに目をやると、きれいなかたちをした猫じゃらしが生えていた。そういえば子どものころはよくこれを握って遊んでたっけ。ギュッギュッと握っていくと親指と人差し指のあいだからニョキニョキと飛びでてくるのがおもしろくて、そうやって遊びながら帰宅した思い出がある。ちょっとやってみようかと思ったけど、カメラを持っていたのであきらめた。さらに歩いていると今度は水色の小さな花が目にとまった。これも子どものころトンボを捕まえては食べさせてたっけ。いま思えばどうしてこの花をとんぼが食べると知っていたのか(もしかするとただ噛んでいただけかもしれないが)不思議だけど。そうこうしているうちに岩手公園の近くまでやってくる。このへんまで来ると人の数もちらほら増えてくる。さらにそのまま川沿いを進むと川の真ん中で釣りをしている人々がいた。細長い釣竿や糸をしなやかにふり下ろしながら魚を狙っている。そばにある看板には「あゆの解禁日は7月4日(日)です。」と書かれていたので、たぶんあゆ釣りをしていたのだろう。のんびり30分ほど歩くとけっこう疲れてきたのでUターンしてふたたび同じ道を歩いて駐車場までもどった。気温は高かったけど、川の涼しげなせせらぎとそよ風が心地いい中津川沿いの散歩だった。

開運橋
木々
モンシロチョウ
黄色い花
猫じゃらし
植物
紫の花
岩手銀行赤レンガ館
草
大樹
植物
中津川沿い
ピンクの花
白い花
赤い実
白い花

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