今年に入ってから長いあいだ悩まされ続けていた花粉症だが、ここ数日でようやく、少しだけ症状がやわらいだ気がする。目のかゆみだったり連発するくしゃみだったり身体のだるさなんかはひとまずおさまったほか、とくにひどかった夜の鼻づまりもまだ完全とは言いがたいが多少はとおるようになった。とりあえず就寝用のぬれマスクの出番が必要なくなるくらいにはよくなった。でもぬれマスクって乾燥しがちな季節や環境ではノドを手軽に、それなりにケアできることを実感できたので今後も花粉症シーズンにかぎらず自宅に常備しておきたい。いざというとき頼りになるのだ。加湿器も1カ月くらいまえからすっかり運転しなくなったし、つぎの冬まで出番はなさそう。ところでどうして花粉症がよくなりつつあるのか自分なりに考えてみると、おそらくだけど梅雨に突入したからじゃないかなと思った。昨日は大気中にもやがかかるくらい湿気がひどかったし、これだけジメジメしていたら細かい花粉だって舞い散る余裕もなく、つぎつぎと地面に落ちていきそう(もちろんこれは僕の勝手な妄想だけど)。そして梅雨が終わるころにはイネ科の花粉もすっかりネタ切れになり、僕の症状もようやく完治にいたるのではないかと楽観的に考えているのだけど、はたしてどうなることやら。今度は夏に咲くなにかべつの花粉症にならないことを願ってやまない。僕はいままで梅雨は憂鬱できらいだったけど今年ほど感謝の意を表したくなった年は初めてだ。もしかするとこの先ずっと梅雨は僕にとってそれこそ「めぐみの雨」に転換するのかもしれないな。