お出かけ

真冬のお散歩、カモのたくましさ

スタバで1時間ほどのんびりし、いつもどおり公園に行ってお散歩&スナップ撮影を楽しむ。カレンダーでは立春が過ぎたというのにアホみたいに寒くてまだまだ冬のトップシーズンという感じ。当然のようにお堀の池も凍っていて、氷の上にたくさん雪がつもっていた。もはやただの地面にしか見えない。公園にむかう途中かわいい雪だるまの飾りがあったり氷に閉じこめられた美しい花のオブジェがあったりと、寒いながらも道々で心あたたまる演出がありおもわずうれしくなる。カメラを持ってきてよかった。ちなみにこの日はRX100M7を首からぶらさげて出かけた。このサイズだと吹雪いているときにコートのジッパーを閉めてもすんなり収まってくれるので助かる。やっぱり僕の真冬のスナップシューティングにはこのRX100シリーズが一番ぴったりだな。ただ手袋(人差し指と親指を出せるタイプ)をしているとはいえ指の感覚が毎回失われてシャッターボタンを押してるんだか押されてないんだかわからなくなる。指の出さないタイプでもっとフィット性にすぐれた手袋を来年あたり(正確には今年になるのか)試してみようかな。ところで公園の散歩はとても久しぶりだった。前回のスタバでも書いたがここ2週間くらい休日は家に引きこもっていたので(もちろん仕事で外には出るけど)見慣れた景色なんだけど、どこか新鮮な気分だった。予想していたよりも雪があちこちにつもっていていつも散歩するコースも雪のせいでふさがれていたり、道幅が5分の1くらいに狭くなっていたりとちょっとびっくり。やはり今シーズンはラニーニャ現象のせいかいつもより雪がだいぶ多いのだなと実感した。ふつうの道でさえ雪がひどくて靴のなかに雪がどんどん入ってくる。長靴を履くという選択肢もあるけれど、さすがに長靴をはいてスタバに行くのは違うような気がするな……。朝スタバに行かなかったら別にいいけど。帰りぎわ、池のなかで少しだけ氷が溶けている場所に一羽のカモが優雅に、でもちょっと不満げに泳いでいた。あまり自由に泳げる場所がないだけにかわいそうに思えたが、しかしほかのカモたちはどこで何をしてるのだろう? それにしてもこんな極寒のなか氷の張った池に飛びこむなんて信じられないな。まあそれは人間の感覚でありカモにとってはなんてことないんだろうけど、それでも見ているだけでこちらが寒くなってくるのは、なんとも自分はひ弱な存在なんだと見せつけられているように思えてならない。感覚がうまくもどらない人差し指と親指を擦りあわせながら、そんなたくましいカモの勇姿をしばらくのあいだ眺めていた。

カモ

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