黄緑色のパッケージに目をうばわれ、味とか香りとかバランスとかをまったくノーチェック(まあいつものことだけど)で購入したスターバックスのハシエンダ アルサシアというコーヒー豆。なんでもスターバックス日本上陸25周年を記念してつくられたスペシャルなコーヒーだそうです。南米コスタリカ・ポアス活火山の斜面にあるハシエンダ アルサシア農園で生産されていることからこの名前がつけられている。というわけでいつものようにネルドリップでゆっくり淹れてみることにした。お湯をそそぐと絹のようにきめ細かい泡がたちあがり、温もりを感じさせるやさしい香りが顔のまわりをつつみこむ。泡は崩れにくくしばらくのあいだ中心にしっかりと留まっていた。できあがったコーヒーを飲んでみるとフルーティーでほんのり甘く、軽やかで心地よい酸味の味わいだった。たぶん先日のスタバで飲んだドリップもこれだったような気がする。オレンジのような明るい酸味とミルクチョコレートや柿を思わせるやさしい甘みが特徴だそうです。コーヒーに柿ってすごくめずらしいなと思った。そういえば柿って秋だからなにげに旬の食材も意識して表現されているんだろうな。タンブラーにつめこみ外に持ちだして飲んでたけど、そよ風が気持ちよくて晴れた朝にぴったりな味わいだった。どんより曇っている日より晴れの日に飲みたくなる秋のコーヒーって感じ。フルーティーで爽やかなコーヒーを探している人におすすめです。それにしても黄緑色のパッケージ、すごくステキなんだけど秋というよりは新緑の初夏を彷彿とさせるカラーリングだなと思った。べつに秋をイメージされているわけではないのかもしれないが、いちおう公式サイトに「季節のおすすめ」と書かれていたので……。