ドトール イタリアンエスプレッソ コーヒー

買いもの

本日の珈琲豆(ドトール イタリアンエスプレッソ コーヒー)

日に日に寒さが増してくる季節。こんな日はほろ苦い……いやむしろ大いに苦めのホットコーヒーが恋しくなる。ドトールの「イタリアンエスプレッソ コーヒー」はそんな苦味寄りのコーヒー豆。黄金色と焦げ茶のグラデーションによるパッケージが実においしそうである。「抽出されたエスプレッソは深みのあるビターチョコレートのようであり」と書かれていた。これは楽しみだな。

いつもどおりカリタのネルを使ってコーヒーを淹れる。艶感のある豆をミルへ丁寧に投入し、ゆっくりとハンドルを回しながら豆を挽く。挽いた豆を取りだしてネルに入れるまえに香りを嗅いでみることにした。芳醇な香りにうれしい感情が湧きあがってくる。そしてサーバーの中にじっくりとコーヒーを落としていき、サーバーは口元までたっぷりとコーヒーで満たされた。マグカップに移してひと口味わってみる。温かくておいしい。たしかに苦味が強めだが、おもった以上に軽やかで飲みやすい。ビターチョコレートのような深い味わいがたまらなく落ち着く。続けて2杯いっきに飲み干してしまった。苦味寄りでも味がしつこくないのだ。

朝にあれだけ降っていた雪も今はパッタリとやみ、青空が少しだけ顔をのぞかせていた。穏やかな天気に包まれた外は、しかし、あまりにも気温が低く歩いている人の姿は誰ひとりとしていなかった。口の中にじんわりと残っている苦味が、僕により寂寥感を与えていた。

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