コーヒー

お出かけ

小鳥とタリーズ

休日だから早起きして活動したかったのだけどなぜか二度寝してしまい気づいたら6時をまわっていた(いつも5時台には起きています)。そんなわけで今からいろいろ支度してとなるとスタバの開店時刻である7時にはとうてい間に合いそうにないからこの日はひさびさに8時開店のタリーズへ出向くことにした。タリーズなんて何カ月ぶりだろう。予定どおり開店……より数分遅れちゃったけど入店したらすでに3人の客がレジにならんでいてびっくり。この時間帯にタリーズでこれだけの客をみたのは初めてかもしれない。2人組の男性と女性の1人客だったがおそらくGWで来られた観光客もしくは帰省された人なのかなと予想した。なんとなくそれっぽい服装や荷物だったのだ。みんなテイクアウトではなく店内利用だったが運よく僕がいつも座っている窓ぎわ席には誰も座らなかったのでいつもどおり注文したコーヒーを受けとりそちらへと足をはこぶ。この日使われていたコーヒー豆は「ブラック スリー」でした。芯のとおったボディと心地よいアロマがたまらなくうまかった。いつか購入するだろうから覚えておこう。そういえばタリーズでは紙コップで出されることが多かったけど今回は「マグカップでお出ししますね」といわれてちょっぴりうれしかった。マグカップの方が香りを楽しめるし口に含むコーヒーの量も調節しやすいから好きだ。窓の外には春の朝のすがすがしい青空が広がり、いつもより多くの人々が行き交っていた。これもGWの影響なんだろうな。ところでタリーズへむかう前にコンビニに立ち寄ったんだけど、その帰りの道ばたにめずらしい小鳥がじっと静止していておどろいた。僕は一瞬(なぜか)焼き芋でも落ちているのかと思ったのだが、よく目を凝らしてみると小鳥だった。朝で目がぼんやりしてたのかもしれない。これですね。

小鳥

小鳥はなにかにとり憑かれたようにいきなり近くのガラスにむかってバサバサと通りぬけようと試みたがダメだったようですぐにまた静止状態にもどった。たまに思いだしたようにとことこ歩いて方向転換したりもした。小鳥は果たして自分がなぜここにいるのかわかっていないようだった。僕もどうしてこんな街中にこのような小鳥がじっと佇んでいるのかさっぱり見当もつかなかった。とはいえ僕にはどうすることもできないし、タリーズの開店まで時間は刻々とせまってきてたから小鳥には申し訳ないけど2、3枚スマホで写真を撮ってからその場をあとにした。今ごろあの小鳥はどうしているんだろう? まだガラスにむかって挑戦しつづけているのか、それともべつの方角に飛べばいいことに気づき自分のおうちに帰ったか、あるいは誰かに拾われてペットとして飼われたか、その後のいきさつは知らないけれどとにかく元気でやっているといいなあと願っている。この日の店内ではしっとりとしたクラシック音楽が流れていて美しいピアノのメロディに心が安らいだ。調べてみるとBilly Taylorの『Just Close Your Eyes(USA)』という曲らしい。そのままのんびり1時間ほど経過するとそれまで思いおもいに過ごしていた客たちはぞくぞくと退店していき(そのときは5人くらいいた)ついには僕ひとりだけになった。朝の混みようから僕はもっと混んでくるだろうと予想を立てていたのだがまさか逆に誰もいなくなるとは、これもまたGWの影響なのかちょっといつもの休日とは違う展開でおもしろかった。そのようにしてこの日の朝は小鳥も含めてささやかな意外性に満ちたひとときだった。それから僕はタリーズをあとにして1時間ほどいつものコースを散歩をして駅前のクリーニング店にむかい洋服を4点クリーニングに出した。クリーニング店では駐車場の割引券がもらえた。2千円以上の買い物をすると無料?だか割引だかのサービスが受けられるそうで、しかしクリーニング店では2千円に満たない金額だったためついでに近くのスタバへ行きコーヒー豆でも買って帰ることにした。さっき飲んだブラック スリーの豆でもよかったんだけど、またタリーズに入っていく勇気は僕にはなかった……。これで合算して余裕で2千円以上の買い物をしたことになる。レシートにはQRコードが載っていてこれを駐車場の認証機にかざして割引を受けるらしい。さっそく認証機に駐車券を入れて2枚のレシートにそれぞれ載っているQRコードをかざしてみる。そしてもどってきた駐車券を受けとり今度は事前精算機まで行き、先ほど受けとった駐車券を挿入する。するとどうだろう。金額を表示する画面には「300」という数字が表示された。僕は財布から300円をとりだしてその精算機に投入した。きれいさっぱり清算された駐車券がもどってきて僕はそれを受けとった。……うん。まあ無料にはならなかったけどこれが正当に割引された金額なんだろう。どうやら「2千円以上」と「無料」のキーワードがいつの間にか僕のなかでイコールとして結びついてしまっていた。さすがに滞在時間が長すぎると無料にはならないのだなということを学んだのでした。

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