渋谷スクランブルスクエアのレストランを制覇すべく(いつのまにか不思議な目標ができてしまった)今年一発目は「半笑」というおそば屋さんに行ってきた。ちょうど18時をまわるころだったのでレストランはどこも混雑しており若干うんざりムードになるも、とりあえずひととおりチェックしてみることにした。あいかわらずもへじはすごい混みようで、われながらよくここで並ばず食べれたなと感心してしまう。そんななか極めてシンプルな佇まいのお店があり、気になって外に出されていたメニューをのぞいてみると、どうやらおそば屋さんであることが判明する。外から中の様子がまったくわからず少し不安がつのったが、なんだか空いてそうなのでここで食べていくことにした。さっそく中に入ると横に長い一枚板(つなぎ合わせている可能性もあるが)のテーブルに定間隔でイスがきれいに配置されている。とりあえず奥の席に腰をおろし、飾り気のない、だけど静かで落ち着く空間に身をなじませる。白い珪藻土の壁がとてもいい雰囲気を醸しだしている。この日はコースでいただくことにした。渋谷スクランブルスクエアにちなんだ渋スクコースが王道のようにも感じたが、どうしてもえび天を食べたかったので天おろしそばコースを注文する。とうふ(湯葉のせ)、二点盛り、玉子焼き みぞれ煮、名物 天おろしそば(えび天)の順番で運ばれてきます。
二点盛りは鴨肉とかまぼこでした。具体的な味をレビューしたいところだが、ぶっちゃけ2カ月くらい前なのですっかり忘れてしまった。でも味はどれも上品だしお店の雰囲気もいいし、なにより客がだれもいなかった(帰りぎわに一組入ってきてたけど)。渋谷スクランブルスクエアで静かに食事を楽しみたい人にはここ以上のお店はないかもしれない。そういえばBGMすらかかっていなかった気がする。なんとなく反骨心のようなものを感じるお店だ。半笑という名前もいささか奇妙ではある。どういう由来があるんだろう? とりあえず、つぎはランチでも訪れてみたい。