やはり30度を超えるような暑さの日に長袖を着た散歩はきびしい。30分、いや15分もすれば身体のまわりに熱気がまとわりついてうまく抜けていかないのだ。それでも袖口が広いものだと多少は抜けていくのだが、せまいと熱気がこもって仕方がない。そんなわけで最近はよく半袖を着て散歩をしている。日焼けもとくに気にしないけど毎年腕時計の跡がくっきりついちゃうのがやっかいだ。しかし雨の日の半袖はさすがに風邪をひきそうなので控えている。そんなときはレインコートの出番だが、昨日(といっても一週間くらい前だけど)は霧のような細かい雨が気まぐれに降ったり止んだりする不安定な天気でレインコートを着ようか迷いつつも、けっきょく終始半袖のままだった。細かいシャワーのような雨のおかげで涼しかったし、そのような小さな水滴は歩いているうちに意外とすんなり乾いてしまう(夏の暑さのせいだろうか)。でも芝生にのっかっている大量の水滴のせいで靴はだいぶ濡れてしまった。これはむしろどんどん染みていく一方でどうしようもないんだけど、しかしゴアテックスの996のおかげで靴下までは濡れることなく無事に散歩を終えることができた。足先がグレーからダークグレーに変わるくらい濡れているのに不思議と内部は平静をたもっている。もしかするとこれからはゴアテックスの靴が(あくまで僕の話だが)主流になってくるかもなと感じた一日だった。少なくとも梅雨と雪道には欠かせないアイテムになりそうだ。でも水が浸透しづらいということは逆に発散もしづらいのだろうか。だとすると夏場はいささか暑苦しくなりそうだ。まあサンダルでもいいのだけど、長時間の歩行に耐えうるものはなかなかない。いや、そのまえに僕の足が耐えられない。足の皮が薄いのか、どうも靴下をかませないと皮膚がめくれてしまう箇所が発生するのだ(それでも靴下は履かないが)。そのため夏場はよく絆創膏を貼りながらサンダルを履いている。まあそこまでしてサンダルを履きたいかといわれると……うん、履きたいな(笑)。あの開放感はクセになる。それが多少の痛みを伴うことになっても。