けさ運転中にラジオを聴いてて知ったんだけど、どうやら本日(10月7日)はミステリー記念日にあたるらしい。なんでもミステリー小説家の先駆者であるエドガー・アラン・ポーの命日なんだって。ちなみに日本の推理小説家である江戸川乱歩というペンネームはこの「エドガー」が由来になっているそうな。僕はミステリー小説といえばまだクリスティしか読んだことがないので機会があればエドガー・アラン・ポー、そして江戸川乱歩も読んでみたいなあと思っている。とまあそのようなわけでラジオではこの記念日にちなんで「あなたが体験したミステリー」的なテーマで視聴者からの投稿をいくつか読みあげていた。僕もいままでの人生でなにかミステリーな体験をしたことはあったかなと思い巡らせてみたけれど残念ながらまったくといっていいほどそういうできごとに縁のない人生だった。ただ子どものころ一度だけ近所を歩いていたときに白い長方形のようなものがこちらをじっとを見ていて「なんだろう?」と思った記憶はある。その四角い存在は目とか鼻とかついているわけではないのだが、なにか意思をもちあわせていることは子どもながらに感じられた。少し遠く離れていたのではっきりとは確認できなかったけど、あれはたぶん干してあったバスタオルなんじゃないかと大人になったいま、冷静にふりかえってしまうのである……。でも、でも、それがゆいいつ僕が体験したミステリーだったんだと願わずにはいられない。科学では解明されない「なにか」があるんだ。そしてそれを一度だけ僕は体験したんだという、そういう「ロマン」を胸にかかえながら生きていくことは、なんとなく大事なことのように思えてくるのです。