WAKOのクランチチョコレートがいつだったか、なにかの雑誌に掲載されていたのを思いだし、ちょうど銀座にいたので買いに行ってみることにした。最初WAKOの本丸の方(時計とかジュエリーとか売ってるところ)にまちがって入ってしまい、あせってすぐに退店し、となりのお菓子が売っている小さな建物があったのでそこで無事にゲットすることができた。僕は1階で購入したんだけど、たぶん地下がメインのお菓子売り場なのかもしれない。帰りぎわに地下に降りていく階段らしきものを発見したのでスルーしちゃったのだけど、せっかくならそこも立ち寄っていけばよかったなあと後悔した。まあでも目的のクランチチョコレートを購入することができたし満足です。ノワールとブランの2種類が5個ずつ、計10個入りをセレクトした。NOIRとBLANCというのはたしかフランス語で白と黒を意味していたはず。まあパッケージの色からすぐに想像つくけれど。開封してみるとこのようにナッツとクランチのサクサク感が伝わってくる、いかにもおいしそうなチョコレートが登場する。
わりと小ぶりなサイズ感なので食べやすかった。一見ブランの方が甘そうに思ったんだけど実際に味わってみるとどちらも同程度の甘さだった。もしかすると気持ちホワイトの方が甘いかもしれない。とはいえひかえめな甘さに仕上がっていて、そこはさすがWAKOだなと納得した。こんなに上品なクランチチョコレートは生まれてはじめて食べた。そういえばブランは中身もホワイトで統一されているのかと思いきや、中身のチョコレートはふつうの、いわゆる一般的な茶色いチョコレートでここだけいささか違和感を感じた。まあおいしいからどうでもいっか。あとは個装されているのも個人的にうれしかった。お出かけするときに何個かお菓子をカバンに忍ばせたいなんてシチュエーションに最適だ。チョコとナッツの組み合わせも休憩中に食べるお菓子として悪くないと思うし、小ぶりなサイズ感だけあって食べすぎてしまうことも回避できる。箱に描かれた精巧でどこか気品がただようパッケージデザインもすごく素敵だ。白と黒、陰と陽、光と闇……。そんな背反する「なにか」を暗示するミステリアスなデザインに惹かれてしまった。もちろんそれは僕の勝手な解釈だけど、なにかそういう選択にせまられたときに求めるにはふさわしいお菓子になるんじゃないだろうか。またそういう選択にせまられている人へのお土産にもいいかもしれない。そしてNOIRとBLANC、どちらをとったとしても似たような味と甘さであることは、これもある意味ひとつの真理をあらわしているのかもしれないなと、またしても勝手な、過剰な解釈をしてしまうのでした。