あまりの暑さでのどがカラカラに乾いてしまい、おもわずスーパーにかけこみ飲みものを購入する。やはりここはふつうの水だろうと判断し、数ある種類のなかから「trolox」という天然抗酸化水をチョイスした。ちなみに読み方は「トロロックス」だそうです。わりと高級路線のスーパーのせいか、こういう健康志向高めのドリンクがけっこう置かれていた。それにしても白いパッケージに筆記体で「trolox」と書かれたシンプルなデザインはおしゃれだな。桜島にふりそそぐ雨水が数百年かけて地層に浸透した天然の抗酸化物質やシリカをふくむお水です。やわらかくて若干クセのある味わいだが、からだにすうっとなじんでいく感覚があり、暑さでぼんやりした頭がシャキッと回復してくれた。一般的な天然水の硬度って30〜60なんだけど、このお水は1.12という桁違いの「超軟水」で、これがあのやわらかな舌ざわりを生んでいるのかもしれない。またpH値は9.7(一般的な天然水のpH7〜8を凌ぐ)のアルカリイオン水のため、水分補給時に飲みやすいのも特徴です。それにしても公園でぐびぐび飲むキンキンに冷えた水はうまい。すぐ横の大木にはセミがじっと止まっていて「ああ、俺はいま真夏のシーンど真ん中にいるんだな」という気持ちで満たされる(※この文章は8月に書いたものです)。のどをたっぷり潤したあとは、ふたたびせっせと散歩に励むのでした。