スタバでイタリアンローストを購入した矢先にまたもやコーヒー豆を買ってしまった。ちょっとコーヒーでも飲みながらドライブしようと立ちよったドトールでレジにならんでたら目のまえに「炭火焙煎」と書かれたうまそうなコーヒー豆がつまれており、もはやあたりまえのように(そうそうこれを買いにきたのだと言わんばかりに)手にとって会計をすます。もはやテイクアウト用のコーヒーが“ついで”みたいなかたちとなった。炭火で焙煎された変化球的ポジションの豆かとおもいきや、よくよく見るとプレミアムマイルドブレンドと名前がつけられている。ようするにマイルドブレンドの上位互換という理解でよろしいのだろうか? なんでも炭火焙煎は火加減や焙煎時間の調整がむずかしいことから匠の技をもつ焙煎師だけに許された製法なんだとか。炭火の熱だけで焙煎するため余計な水分をあたえず甘味が強い奥行きある味わいが特徴です。僕は甘味よりもキリッとした苦味の方が強く印象に残った。とてもクリアな飲みごこちでバランスもよく、炭火によるふくよかな口あたりのよさを感じる。ビスケットのような香ばしさも特徴の一つだけど僕にはよくわからなかった。でもコーヒーにビスケットの要素が加わるのはおもしろいな。希少なメキシコ豆(ブラジル産も混ざってます)はハイローストのせいか、ごりごりと挽くときに硬度の高さを感じた。お湯を注ぐとふっくらとほどよい膨らみを形成してくれる。マイルドブレンドほどの膨らみはないにせよ、それでも微細な泡が中央にとどまってくれるため丁寧に淹れることができた。まだ眠気がただよう朝の一杯に飲みたくなる、そんなコーヒーです。