金色のクモ

雑記

金色のクモ

本日はとある建物の外壁に、なんとまあ金色にかがやくクモがちょこんとはりついていて思わずパシャリと撮ってしまった。大きさは2、3cmほど。足が細長く全体的にうっすらと緑色を帯びているのだが、胴体だけがいやにふっくらしていて、そして金色に光っている。まるでペンキで塗られたようにこの部分だけ金色なのがおもしろい。とはいえ黒い模様も入っているからこれが自然のかたちなのだろう。それにしても金色のクモなんて生まれて初めてお目にした。僕は昆虫博士でも、昆虫にそこそこ詳しい人物でもないからこのクモの名前なんてのはさっぱりわからないけれど、なんとなくめずらしい個体なんじゃないかなと思う。黄色と黒のしましまのクモはよくみるんだけどな(もちろんその名前も知りません)。自然界ではあまり目立つと鳥や爬虫類にみつかってすぐに食べられちゃうからそのような個体は淘汰されていきそうだけど、よく考えたらコガネムシとかスズメバチとかモンシロチョウとかほかにも目立った生き物がわんさかいるわけで、そういうのに比べたらこのクモはどちらかというと控えめな方なのかもしれない。そういえば蝶々のあのランダムな飛び方は鳥に狙いを定めづらくさせる効果があるってなにかの本で読んだことがあったっけ。あのランダムででたらめな飛び方は、自分が捕食者だったらたしかにやっかいだなと思う。でも散歩中に避けようとしたらたまにあっちからぶつかってくるんだけど、そのたびに「おまえそれ違うだろう……」とツッコミたくなる。まあそれはさておき、この金色のクモも目立つからにはそのような捕食されにくい「特技」を秘めているのだろうか。

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