朝起きて洗面所で顔を洗い、ふとカーテンのすきまからのぞく景色がいやに白く、もしやこれはとカーテンの端をくいっと引っぱり外の様子を見てみると、やはりあたり一面が雪でおおわれていた。昨夜(一週間くらい前のできごとです)は暴風の「ゴオオオオ」という唸り声とともにパラパラとなにかが降っている音が混じっており、てっきり雨かあられかと思っていたのだが、まさかあれが雪だったとは。そしてこれを書いているいまも、ときおり雪がぱらついている。季節はすっかり冬になってしまった。雪の降る休日は、こうしてスタバのクリスマスブレンドを冬らしいマグカップで飲むひとときが大好きだ。
お気に入りのWEDGWOODのマグカップでクリスマスツリーを彷彿とさせる大樹が静かに描かれている。そして反対側にはなぜか鳥(なんとなくキジに見える)が2羽、こちらもさりげない繊細なタッチで描かれている。どうしてツリーの裏側が鳥なのか、その理由はわからない。おなじ白銀の世界の一場面を描写しているのかもしれない。
コーヒーを飲みながら溜まっているアニメや雑誌なんかをひととおり見終え、それから先日ウエットティッシュと一緒にとどいた本革用のシートをもって車内を清掃する。
ついでに自宅のソファにも使ってみたところ、いい感じにきれいになった。細かな汚れもすんなり落ちたし、ミンクオイルやら除菌やら防カビ剤も配合されているので精神的にも安堵した。濡れたタオルで拭くよりも、こういうちゃんとした本革用のシートを使った方がいいだろう。余計な香りもぜんぜんしないし、これからは車と自宅に一つずつ常備することにした。そしてふたたびコーヒーを淹れデスクにもどり、調べものをしたり映画を観たりゲームをしたりと気ままな休日を過ごした。外では飽きることなく雪と風が吹き荒れていた。