雑記

下の歯が欠ける

夜にフロス(正確にはY字タイプのやつ)をやろうと下の歯にクイっと糸をさしこみ、同じようにクイっと引きあげるとなにかがポロッと落下してそのまま排水口へと流れていった。そして次の瞬間、舌先で感知した違和感に気づく。歯が欠けているのだ。そうか、あの落下した物体は俺の歯の一部だったのかと理解して、落胆した。舌で触る感じどうやら下の前歯が欠けている気がする。それで鏡で確認してみたら前歯のとなりの歯だった。ただ裏側の一部が欠けただけなのでパッと見は変わらない。それに関してはよかったと思う。あと欠けたことでここに食べものが挟まりやすくなるんじゃないかと心配したけどそれについても問題なかった。そのようなわけで歯医者に電話をするつもりでいたけどやめることにした。ほんとは欠けた部分をつめてもらう方がいいんだけど、べつに痛むわけじゃないし食べものが挟まることもないし見た目も(表から見るぶんにはだけど)変わらないし生活していくなかで特に支障はない。まあ次のクリーニングの日にでも相談してみればいいかと思っている。それにしても僕はてっきり前歯の方が先に欠けると予想していたのだが(前歯の端に少しひびが入っている)まさかノーマークの下の歯が欠けるとは思ってもいなかった。自分では見えない、気づかない箇所もどんどん劣化が進んでいることを実感する。というかそういう領域の方が多くを占めているのだろう。身体の内側なんて全部そうだ。だからこそ外部に頼らざるをえないのだけど、たとえ3カ月に1度クリーニングに行ったとしても「ここがそろそろ欠けそうです」なんて警告を受けたことはなく、ことが起きてから対処するしかないのが現状だ。もういつ欠けてもおかしくない状態ならその場でとって新しくつめてくれたら手間と時間がかからずに済むんだけどな。まあ願望と実情が違うのは世の常か。

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