どうも昨晩からまた鼻がつまりだして、今朝にはくしゃみも連発しはじめるという、これはどう考えても花粉症の症状で「ああ、ついに夏の花粉症シーズンが到来したのか」と朝から腹がたった。つい最近ようやくスギ花粉が終焉をむかえたというのに休むことなく第2ラウンドに突入するとは、われながら「疲れないかい?」と自分のからだ(正確には免疫システム?)に問いかけずにはいられない。僕はもう花粉と闘うだけの体力と気力をもちあわせていないのに、からだが勝手に闘いはじめるというのはあまりにも身勝手じゃないか。どうして花粉を異物判定するのだよ、からだ君よ。そんなにリングに上がりたいのか? べつに闘うのは君の勝手だけど、そのダメージや影響を僕が活動している時間帯に表に出さないでくれるかな? なにをするにも集中できなくて困っとるのですよ。お願いだから明日から(今日はもうあきらめます)静かに、たとえば将棋とかオセロとかカードゲームとかで闘ってもらえるとうれしく思う。頭を使ってじっくりと、冷静沈着に。じゃないとこの先もたないぜ(俺が)。たしかに花粉は栄養として吸収されるわけでもないし異物に違いないのだけど、それがからだに入ってくるたびにカッカしてたららちがあかないじゃないか。なあ、ここらで停戦してくれないだろうか。君が大人になって一歩身を引いてくれると僕としては非常にありがたいのだけど。花粉もべつに悪気があって入ってくるわけじゃないんだよ。なぜなら彼らは羽根もなければ脚もなく、なにより自分で飛ぼうとする意思すらないのだから。ただ風になされるがまま、たまたま僕の体内に運ばれてきただけなんだ。そういう事実を知ると、なんだか花粉が気の毒に思えてこないか? だからこれからは花粉が入ってきてもいちいち突っかからずに適当にやり過ごしてほしいんだ。どうだろう、からだ君。
そんなことを心の中で自分自身に伝えてみたのだけど、少しくらい効果が望めるかな? これで明日になってもくしゃみが止まらなかったら自分の顔をビンタしよう。