先日のEOS R5と同時に、キヤノンからフラッグシップモデル「EOS-1D Mark III」を基にした有効画素数約2010万画素フルサイズCMOSセンサーと新映像エンジン「DIGIC X」を搭載した次世代フルサイズミラーレスカメラ「EOS R6」が発表されました。
特徴
- フラッグシップのEOS-1D X Mark IIIのCMOSセンサーをEOS R6用にカスタマイズ。
- 有効画素数約2010万画素。
- DISIC X搭載。
- ボディ内に5軸手ブレ補正機構を搭載。レンズ側の光学式手ブレ補正機構とあわせれば世界最高8.0段の手ブレ補正を実現する。
- 常用ISO感度(静止画)は100〜102400。拡張ISO感度は最低ISO50(L)、最高ISO204800(H)。
- ISOオート時のシャッター速度低速限界を設定可能。プログラムAE(P)と絞り優先AE(Av)でのISOオート設定時、1/8000秒〜1秒まで1段ステップごとに手動で設定できる。自動設定は「遅め・標準・速め」を±3段階で設定可能。
- 長秒時露光撮影時と高感度撮影時の2つのノイズ低減機能を搭載。長秒時露光撮影時は「しない・自動・する」から選択でき、高感度撮影時は「しない・弱め・標準・強め・マルチショットノイズ低減機能」から選べる。
- 高感度撮影時によりノイズの少ない画像に仕上げる「マルチショットノイズ低減機能」を搭載。
- デジタルレンズオプティマイザに新たに「強め」が選択できる。
- オートライティングオプティマイザでは新たに「顔ライティング補正」を追加。
- 電子シャッター使用時は最高約20コマ/秒の高速連続撮影が可能。メカシャッター/電子先幕使用時は最高約12コマ/秒の高速連続撮影ができる「高速連続撮影+」のドライブモードを搭載。
- 電子制御式フォーカルプレーンシャッターを採用し、メカシャッター・電子先幕・電子シャッターの3種類のシャッター方式から選択できる。
- 電源オフ時のシャッター状態として「閉じる/開く」の設定が可能。
- 電子シャッター選択時はシャッター音が発生しない。
- 明暗のメリハリがあり人間の視覚に近い光と色をリアルに再現するHDR PQ HEIF 10bit記録が可能。
- RAWとC-RAWの2種類のRAWを採用。
- フルサイズレンズの焦点距離を1.6倍にするクロップ撮影機能を搭載。クロップ撮影時は約770万画素で記録される。EF-Sレンズ装着時は自動的にクロップ撮影になる。
- 記録媒体はSD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-II、UHS-I対応)。
- サイズは約138.4 × 97.5 × 88.4mm(幅 × 高さ × 奥行)。
- バッテリーとカードを含む重さは約680g、本体のみの重さは約598g。
画素数こそR5には及びませんが、基本的なスチール性能はR5とほぼ同等な仕上がりですね。価格もR5と比較するとグッと抑えられているので写真をメインとする人にとっては魅力的な機種になるのではないでしょうか。とはいえ動画も4K/60Pで撮影できるので現状これでも十分満たされそうです。またR6もデュアルスロットを搭載してあるのがうれしいですね。R5ではCFexpressとSDカードでしたが、R6はどちらもSDカードになります。発売予定日は8月下旬とのこと。