広尾のBELTZへ向かう途中に発見した九十九ラーメン(読み方は「つくもらーめん」です)。以前からチーズのラーメンとしてその存在は知っていたんだけど、まだ食べたことはなかった。そしてこの日も時間的な理由から立ち寄ることは叶わなかったんだけど、その数日後にタイミングがばっちりあう時間帯があったので行ってみることにした。
お店に入るとすでに満席状態で、待っている人も3人くらいいた。とりあえず券売機で食券を買い、僕も待つことに。はじめてなのでまずは王道の味噌チーズラーメンをチョイス。ラーメン屋なので回転が早く、わりとすぐに座ることができた。ちなみにランチタイムはトッピングを2つ選べるらしく、僕はのりとたまごをトッピングした。
で、待つこと数分。チーズがこんもりと盛られたラーメンが運ばれてくる。こんなにチーズを目にするラーメンははじめてだ。というかそもそもチーズの入ったラーメン自体が初体験である。
「チーズを少しずつ溶かしながら食べてください」と言われたので、その通り食べてみることにした。チーズは粉のようにふわふわしていて味噌のスープにすっと溶けこんでゆく。チーズを溶かしてスープを飲み、麺をすすってはまたチーズを溶かす。そんなことを繰り返しながら至福の時間が過ぎていった。濃厚でクリーミーな味噌チーズラーメンに、僕は完全にノックアウトされた。こりゃ間違いなくリピートするわ。
お腹と心が満たされて僕は店をあとにした。帰り道、ふと「そういえばたまごは中までしっかり茹でられていたな」と先ほどのシーンを振り返っていた。半熟たまごが多い中で、この完全な茹でたまごがどこか新鮮に映ったのだ。
「一周まわって新しく感じる」という言葉をよく耳にするが、まさにそれだった。それにしても、BELTZやGAZTAなど今回の東京旅行はチーズが主役の食べものが多いな。僕はこんなにもチーズが好きだったんだなあと、あらためて気づかされたのであった。