渋谷スクランブルスクエアからの夜景

お出かけ

銀座の無印で朝食→大人のジャムパン(月と花)→松濤美術館→新宿のポールバセット→渋谷のパルコ→スクランブルスクエア(SHIBUYA SKY)

この日のスタートは銀座から。まずは無印の世界旗艦店の地下にある食堂(MUJI Diner)で朝食をとる。去年はじめて訪れたんだけど、安くて美味しくて健康的なところが気に入り今年もリピートしてしまった。朝早くから営業しているので銀座で手頃な朝食を探している人にはおすすめです。今回は湯豆腐セットにしてみた。これで850円(税込)。

無印良品食堂 MUJI Dinerの湯豆腐セット

店内は広くてサラダバーなんかもあったりしてとってもよい。湯豆腐はあっさりしていて素朴な味わいだった。

続いて向かったのはこちらもできたてほやほやのお店「月と花」。2019年の12月にオープンした大人のジャムパン専門店。なんともニッチなパン屋だが、1日300個限定と聞いていたので開店と同時に訪れてみたかった(そしてこの日がまさにうってつけだった)。お店はこぢんまりしているが、窓からはいろんな種類のジャムパンがぶら下がっており(本物ではないと思うけど)道ゆく人々を誘惑していた。さっそく店内に入るとすでに3、4人の客がパンを購入していた。たくさん種類があるのでどれにしようか迷ったけど定番っぽいし名前がすごく気になった「究極のいちご」にしてみた。みんな箱にパンパンに詰めて購入する中、僕は食べ歩きしたかったので1個だけ購入。でもちゃんと食べ歩き用に温めてくれた。すごくうれしい。

究極のいちごジャムパン

外側はサクッとしていて噛みごたえがあり、香ばしいパン生地といちごジャムが口いっぱいに広がってくる。ジャムの量もすごくて1個でもだいぶお腹がいっぱいになった(さっき無印で食べたからな)。特にジャムの自然な甘さ加減が気に入った。甘ったるくなくしつこくなく、すっと口の中に溶けこんでゆく。ジャムパン好きの人は行くしかない。

銀座をあとにしてお次は渋谷。松濤美術館に行きたかったので、渋谷から歩いて行くことにした。天気もいいしお散歩が気持ちいい。「サラ・ベルナールの世界展」が2019年12月7日〜2020年1月31日まで開催されているんだけど、目的はこれだけじゃなくて美術館そのものも見たかったのだ。白井晟一の代表的な建築作品の一つである松濤美術館は、まずその入口から異彩を放っていた。レンガのような石が積まれた広大な外壁の中にはポツンと入口だけが設けられている。

松涛美術館

美術館に入る前の段階で、すでに圧倒されてしまった。中に入ると厳かな空気がただよっていて、それなりに年季を感じる。でもその熟成された雰囲気がなんだかとても魅力的に映った。ただ階段を上っている時でさえそう感じたのだ。

建築物としての一番の見どころは1階にあるブリッジだと思う。美術館のエントランスを抜けるとその先にドアがあるんだけど、ここからそのブリッジを渡れる。ブリッジの下には池や噴水があり水の音が響き渡っている。そして上を見上げればそこにはぽっかりと楕円形の空間が広がっていて、そのまま空に繋がっているのだ。この日の天気は晴れ。ブリッジの上で水の音に耳を澄ましながら、僕はぼんやりと青空を眺めていた。

「来てよかったなあ」とこの時ばかりは強く、強く感じてしまった。

サラ・ベルナールの世界展は、まさにパリという感じで華やかなものだった。ジュエリーやドレスなどサラ・ベルナールが身につけていたものはどれも煌びやかで美しい。そしてその時代に名を残した多くの人々と交流をもっていたのにも驚いた。プルーストの「失われた時を求めて」に登場するラ・ベルマはサラ・ベルナールを参考にしたらしい。女優だけにとどまらず、彫刻アーティストやミュシャのパトロンなど多彩な才能を開花させた彼女は、それこそ19世紀半ばから20世紀初頭のパリにおいて中心的人物だったといっても過言ではないのかもしれないなって思った。

美術館も展覧会も大満足でそのまま歩いて渋谷駅方面へともどる。そして次に向かったのは新宿。

新宿
新宿にあるたくさんの看板

まずは軽く伊勢丹で買い物。ビューティーアポセカリーで前から使ってみたかったイソップのはみがき粉とマウスウォッシュをゲット。

イソップのはみがき粉とマウスウォッシュ

なかなか表現しづらいフレーバーだけど、はみがき粉はあえて言うならミントと柑橘系が強めかな? あとマウスウォッシュは甘めな感じ。なかなかいいかも。てかデザインがお洒落だ。使っていくとくしゃくしゃになっていくチューブの容器もなかなか味があっていいと思う。

それから西新宿にある「ポールバセット」へも行ってきた。ここはバリスタ世界一のカフェなんです。ヒカリエにも入ってるんだけど西新宿の方がカフェっぽい雰囲気で好きかも。ここではマジックという飲みものをオーダーした。ラテアートが美しい。そしてめっちゃ美味い。

ポールバセットのマジック

和製ハードボイルドの舞台とも言われる西新宿の夜道は今までちゃんと歩いたことがなかったのでわくわくドキドキした。ありったけ空に伸びる高層ビルやぶつぶつ文句を言いながら近づいてくる男など、なんか脳みそがちょっとパニックになりそうな瞬間もあったけど、どことなくハードボイルドっぽい世界を体験できた気がする。ちょうど一ヶ月くらい前にロング・グッドバイを読み終えたところだったので(オーディオブックだから正確には聴き終えた、か)その影響のせいかもしれないが。

この辺のバーに行けばアイリーン・ウェイドのような女性をお目にかかることができるのかな?なんて思ったり。あ、でも俺酒飲めねえや(泣)。

西新宿のあとはふたたび渋谷にもどり(ほんと渋谷好きだな)今度は新しく生まれ変わったパルコに行ってきた。昔のパルコより雰囲気が大人っぽくなり垢抜けた印象だ。1階から順番に見てたけど途中から暑くなりすぎてテラスに出る。テラスもお洒落な雰囲気でここから階段を使ってフロアを移動できるのは助かった。せっかくだし一番上まで行ってみるかと階段をコツコツ駆け上がる。上の方にはPARCO THEATERもあった(劇場かな?)。

PARCO THEATER

さらに上まで行くと夜景を一望できる空間が広がっていた。東京の夜の光を眺めたり涼んだりしながら静かな時間を過ごせた。夜だったけど5人くらいはいたかな?

今度は逆に寒くなってきたのでふたたび店内へともどる。エンターテイメントの階にはポケモンセンターが入っていた。ミュウツーがかっこよすぎる。

ミュウツー

もちろん僕もポケモンセンターに入る。スマホアプリのポケモンはやったことないけど、ゲームボーイのポケモンなら小学校の頃にやったことがある。こうみえて151匹ちゃんと集めたことがあるのだ(ミュウはバグで出したけど)。

ほかにはストリートファイターのリュウもいた。僕に向かって波動拳をぶっ放そうとしていた。

ストリートファイターのリュウ

パルコをあとにしたらこの日のクライマックスでもある渋谷スクランブルスクエアへと移動する。目的はもちろん「SHIBUYA SKY」。実は日中もチラッと入口まで行ったんだけど、びっくりするほど行列ができていたので夜にまわしたのだった。実際、夜に行ったらこれまたびっくりするほどガラガラで当日券もすんなりゲットできた。さっそくチケットを見せて中へと入る。エレベーターに乗りこみぐんぐん上昇。そして到着。エレベーターから降りると今度はエスカレーターで上まであがる。ちょうど僕が先頭だったのでこんな写真が撮れた。ラッキー。

SHIBUYA SKYのエスカレーター

上に到着するとコインロッカーに荷物を預けてようやく展望台へ出れるという流れ。展望台はとっても広くて持久走ができるんじゃないかっていうくらい広々としていた。でも夜だとかなり暗くて場所によっては少し危ないなって思った。それでも、この暗さだからこそ夜景がここまで煌びやかに見えるのかもしれない。

先ほどのチケット売り場からは想像できないくらい人が混みあっていた。「なんだ、みんなすでに上がっていたのか」となぜかホッとした(あまりにいなすぎるのも寂しいしね)。

展望台をぐるぐる歩きまわりながら東京タワーや六本木ヒルズなどを眺めたりミニカーよりも小さくなった自動車の列に目を奪われたり、なんだかとても贅沢な時を過ごすことができた。展望台の上の方は芝生になっていてそこから眺める景色は言葉に表せないくらい綺麗だった。だってこういう場所って普通ガラス張りになってるじゃん? それがないんだから僕にとってはそれだけでも衝撃的だった。ガラス越しなんかじゃなく自分の目でめいっぱい東京の夜を見つめた。

長いあいだ夜景を眺めていて思ったのは「東京はどこまでも行っても都市なんだな」ということだった。煌々とかがやく都会の明かりは本当に果てしなく続いている。地平線まで光が見えるのだ。

僕はこの日、人生で一番「アーバンでトレンディな夜」を過ごしたのかもしれない。

渋谷スクランブルスクエアの屋上
SHIBUYA SKYからの夜景
SHIBUYA SKYからの夜景
SHIBUYA SKYのエレベーター

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