昨日は雨降りだったが朝起きたらすっかり雨雲は消えていてきれいな青空が広がっていた。やはり休日に晴れてくれるのはうれしい。でも道路に水たまりとかできてるし、ブーツの気分だったが念のためスニーカーをはいて家をでる。いつもどおりスタバに到着するとすでに先客が一人いた。僕のあとにも4人くらいつづけて客が入ってきてめずらしくにぎやかな朝だった。ストロベリーフラペチーノもうまそうだったがこの日は歯医者でクリーニングの予約をしていたのでおとなしくショートドリップにする。カフェベロナが使われていた。ちょうどいま自宅にカフェベロナの豆があり、最近もちょくちょく飲んでいたのだが、やはり店で飲むカフェベロナの味は別格で、とにかくこの濃厚さがすさまじい。苦みもしっかり抽出されていて一体全体どうしたらこんなに濃くなるのか知りたい。大テーブルの端の席に腰をおろしてコーヒーを飲みながら気になるニュースをチェックしたりAmazonで必要な日用品をポチったりのんびり過ごす。あれだけレジにならんでいたのにまわりにはいつのまにか客が一人もいなかった。どうやらみんなテイクアウトしていったみたいだ。歯医者のクリーニングは3カ月に1回のペースでやってもらってるんだけど、もう3カ月が経過したことにおどろきをかくせない。じつはおとといこの予約に気がついた(いつもクリーニングした日に次回の予約もとっている)。いちおう前日にスマホのSMSへ歯医者から通知がくるから行きそびれることはないのだけど、それにしても3カ月という期間はあまりにも短いものである。僕はまだ1カ月くらいしか経ってないだろうと、ぶっちゃけ思っていた。スタバではJesse & Joyの『Dueles』がひっそりと流れており、心にすうっと突きささる彼女の美しい歌声とともにセンチメンタルな空気が形成されていた。晴れの日にはいささか感傷的すぎる曲だけど、それはそれでどこか心地よかった。スタバをでたあとはいつもどおり公園まで散歩する。案の定、公園の地面は水気をふくんでいて何度か泥でずるっとすべり、ヒヤリとする場面もあった。やはりスニーカーをはいてきて正解だった。気温は25度くらいまで上昇しており太陽に照らされているエリアはだいぶ暑かった。さいわい公園にはたくさん木が生えているので木陰が多くここはほどよく涼しい。さすがに歯医者へ行くまえに汗をあまりかきたくなかったからこの日は散歩を早めに切りあげることにした。駐車場へもどり少し時間があったのでYouTubeをみながら15分ほど休憩し、ふたたび車を降りて歯医者へとむかう。どうも2週間くらいまえから前歯の裏にヒビのようなものを知覚し、もしかすると欠ける前兆なのではないかとこのたび相談してみたら、この先いつ欠けるかはわからないが、いますぐ欠ける様子ではないという見解だったので安堵した。またもし欠けたとしてもすぐ治療できるから大丈夫というお墨つきをもらい、さらにホッとする。でもいずれここが欠けてしまうのかと思うと、そしてそのようなリスクを抱えたまま日常を過ごさなきゃならないのは微妙に気持ち悪い。まあ仕方がないことだけど。結局のところ人間は、こういう「どうなるかわからない」澱のような事物をたくさん抱えながら生きてゆかねばならないのだなと最近つくづく思うのである。