前回オータムブレンドを購入したので今回はザンビアをチョイスした。こちらも季節のおすすめに指定されているコーヒー豆になる(これ書いたの1、2週間前だからいまはもう違うけど)。たぶんはじめて飲む味かな。夕焼け空につつまれたアフリカの大地を悠々と歩くきりんの親子のシルエットが印象的。このカラフルなパッケージに負けずおとらずのあざやかな味わいを感じさせてくれるコーヒーです。ポメロ(柑橘類の一種で日本ではサボンと呼ばれている)やジンジャーのような甘みのある風味が特徴で、苦味のなかにさっぱりしたアクセントを含んでいる。これがけっこう新鮮でじっくり味わうというよりはゴクゴクと飲みたくなるそんなコーヒーに仕上がっている。観光客でにぎわう行楽地なんかであざやかな紅葉を楽しみながらこの軽やかなコーヒーを飲んでみたい。きっとすてきな思い出の一役になってくれるだろう。ふと気がつけば、もう10月が終わろうとしている。11月になりすっかり肌寒い季節になってしまった。寒くなればなるほど温かいコーヒーが身にしみる。ザンビアはきっともっとあたたかいのだろうな。世界三大瀑布とされるヴィクトリアの滝が豪快に流れ落ち、雄大な大地にはゾウやきりんやシマウマがのしのしと歩いている。なんて平和で調和のとれた大自然なんだろう。実際ザンビアはアフリカで最も平和な国らしい。そんな大自然が残る大地で育まれたコーヒーを、極東に住んでいる僕がいまこうして飲んでいるというのはなんだか不思議な話である。コーヒーを通じてアフリカの動物たちとつながっているのかもしれない。