コーヒー豆を買うために、そしてついでに朝食をとるためにスタバへむかったのだけど着いたらなぜか腹がぜんぜん空いてなくて(起床時は空腹だった)けっきょくドリップコーヒーだけを注文する。あと目的のコーヒー豆であるクリスマスブレンドエスプレッソローストも無事にゲットすることができた。前回ふつうのクリスマスブレンドだったからそれとの違いを楽しみながらクリスマス気分を堪能したい。サンプルの豆でクリスマスブレンドをもらい、さらに本日のドリップがクリスマスブロンドローストらしく、いま僕の手もとには3種類すべてのシーズナルコーヒーが揃っている。なんて贅沢な状況なんだろう。スタバでこれほどクリスマスを満喫している男もそういない気がする。ブロンドローストは酸味が効いていて軽やかな味わいだった。すがすがしい冬の朝にはぴったりだ。ふと窓の外に目をやると、残念ながらどんよりくもっていた(この日はめずらしく窓ぎわに座った)。朝だというのにまだ薄暗く、街にはほとんど人の姿がなかった。きっとまだ多くの人々がすやすやと眠っているのだろう。スタバのメニューにのっていたピスタチオのフラペチーノがとてもうまそうだった。つぎはあれを飲もむのだと毎回思うけど、だいたい当日になるとコーヒーの気分だったりパンの気分だったりするんだよな。むかしほどフラペチーノを飲まなくなったのは年齢を重ねたことによる影響なのだろうか? たしかに若いころよりも甘いものへの欲求が薄まっている感覚はある。運転中に見かけた温度計には2度と表示されていた。路肩や歩道はすっかり雪で白くなり、景色はあっというまに冬へと移りかわってしまった。駅の周辺には大きなクリスマスツリーがいくつか飾られており、年末にむけてロマンチックな雰囲気が形成されつつあった。気づいたらもう12月。あと1カ月で今年も終わるんだなと思うとなんだかあっけなく感じる。まだ振りかえるにはいささか早い気もするが、それでもなかなか悪くない一年だった。天井からはコルビーキャレイの『ハッピークリスマス』が流れ、店内はあたたかく彩られていた。