いま使っているバックパックがわりと大きめで、なんでもホイホイ入れられる容量は便利なんだけど逆に荷物が少ないときはスカスカでけっこう無駄が多い。そこでもうひとまわり小さなバックパックが欲しくなり、いろいろ探したり吟味したりしながらようやく「コレだ」という結論がでたので購入してみることにした。
それが「master-piece」と「REBIRTH PROJECT」のコラボバックパック(02010-rp)である。基本的なスペックは以前ブログで紹介したのでそちらをご覧いただけるとうれしいです。カラーはブラックとオリーブの2色で、僕はブラックを購入した。
未使用のエアバックを再利用したり害獣として駆除された鹿革を使ったり、リサイクルポリエステル生地を採用したりと社会的な課題をクリエイティブな視点でクリアしたバックパックとなっている。
とくに気に入ったのは前面のシワが入った部分。なんというか「サバイバル感」や「無骨さ」が滲みでていて男心をくすぐられるデザインに一目惚れしてしまった。ここだけ微かに紫色っぽくなっているのがいい。
うっすらと黄ばみがかった、まるで使い古したかのような両サイドの風合いも気に入っている。
フォルムも現代的だしわりとカッチリした作りなので型崩れもしにくい。自立もするけどやや前傾になる。
背負ったときの感触は肩まわりに違和感なくフィットする。遊びがあまりないので左右にブレないし安定性が高い。ショルダーストラップはこんな感じ。幅広でクッション性も厚みも申し分ない。おかげで肩が痛くなりにくいです。
外側の収納部はフロントに3つ。それから片方のサイドにPC用の収納部が1つ用意されている。
ちなみに僕は外出用にMacBook Airの11インチを使ってるんだけど、だいぶ余裕がありすぎて中で動いちゃうレベル。たぶん16インチとかちょうどいいんじゃないかな? まあ試したことないから正確な情報ではないけれど……。
ちょっとおもしろいなと思ったのは、フロントの収納部が手前から順に開閉領域が広くなっていくところ。一番手前のポケットは横にファスナーを開閉できるようになっていて、その後ろにある収納部は逆L字に開けられる。さらにその後ろ(ここがメイン収納部)は全開するので荷物の大きさに応じて直感的にパッキングしやすいと思った。
というかこのバッグのファスナーかっこいいな。
メイン収納部とその手前のポケットだけダブルファスナーになっている。
内部はこんな感じでフロント側に2つ、背面側に1つのポケットを装備。
フロント側はメッシュポケットなので中身を確認しやすいのがいい。小物類をごちゃごちゃ入れてもどこにあるのか一目瞭然なのでものぐさな人にはもってこい。ただ下のポケットはバッグを全開にしないと見えづらいのでここには使用頻度の少ないものをしまっておくのが無難かな。
そうそう、ショルダーストラップにはD冠がついているんだけどこれがけっこうありがたかった。少し前に購入した超小型のワイヤレススピーカーを持ち歩くときなんかに便利です。こんな感じで山や森のなかを散歩するときに重宝する。最近あちこちでクマが出没しているので……。
あとは雨天時の使用は控えてくださいと書かれているとおり、雨に弱いのが唯一の欠点かな。でも小雨のときに何度か使用したけれど特に問題なかった(まあ短時間だったからかもしれないが)。いちおう天気予報をみてがっつり雨マークだったらもう一つのバックパックを使うようにしているが、中身の移動がめんどくさいのでこれに関してはあとでレインカバーでも買おうかと画策中。
まだ1カ月くらいしか使用していないけど、とにかくサイズ感がちょうどよくて使いやすい。何よりデザインが本当に自分にとってドンピシャリだった。シワがもつ独特の表情とスクエアなフォルムはまさに唯一無二の存在だ。
値段はそれなりにしたけれど細部まで突きつめられた作りに思わず納得&満足するのであった。