おそらく勉強に特化したタイマーだと思うのだけど、僕の場合はその逆でおもにゲームで使っている。だいたい1時間ごとにソフトを切りかえて遊んでおり、いままではiPhoneのストップウォッチ機能を活用していたのだが、これがけっこうめんどくさい。PS5のコントローラーを置きiPhoneを手にとりストップウォッチを起動させ、今度はiPhoneを置いてPS5のコントローラーをにぎる。これを夜に(仕事終わってからゲームをするので)2、3回もこなすのはあまりにも不毛すぎる。かといっていちいち時計を見て1時間後の時刻を記憶するのも仕事で疲弊した脳にはつらいしそんなつまらない情報で脳のキャパシティを埋めたくない。だったらもっとかんたんに計れるストップウォッチを購入しようと思いたったわけです。できればクイズの早押しボタンみたいなシンプルなストップウォッチがいいなあと、いやでもさすがにそういうのはないかと探していたら、あった。ドリテックのタイムアップ(T-584WT)という商品です。ただ僕の目的はストップウォッチなんだけど、だいたいこの手の商品は「タイマー」で謳っているのでこの商品も「ただポンと押せばストップウォッチとして開始されるのか、はたまた時間を設定したうえでポンと押す必要があるのか(つまりカウントダウン式なのか)」がよくわからなかった。まあ最悪タイマーしか使えなかったとしても1時間をカウントダウンさせればいいだけだし値段も約1,300円(今月頭に購入)と安いからいいやと思い購入してみる。さっそく開封するとディスプレイにめちゃくちゃな数字が表示されていたのでまずはこれをリセットし、まるでクイズ番組にでてきそうなボタンを(だいぶ小ぶりだけど)ポンと押してみると「1、2、3……」とストップウォッチ機能が作動した。おお、よかった。これだよこれ。「タイマーを設定しない状態でボタンを押すとストップウォッチ機能が働きます」と商品ページに書き足してやりたい。ちなみにAmazonから買いました。せっかくだしタイマー機能も使ってみる。設定した時間に達すると「ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ……」と光とブザーで知らせてくれる。この目立つボタンもただデカいだけじゃなくて光る仕様になっていたんだ。ちなみにブザーは横のスイッチからオフにすることもできます。この場合はただボタンが光るだけになる。きっと図書館で勉強するシーンを想定しているのだろう。それからおなじく横にある鍵マークのスイッチではロックをかけることができる。メインボタンはもちろん時・分・秒の各種ボタンもロックをかければ押しても反応しなくなるからカバンやポーチの中で意図せず押される心配がない。専用ケースがないからこの機能はけっこううれしい。電池は単4が2本必要です。USB-Cだったらもっとよかったけどそもそもそんな頻繁に電池がなくなることはないからいいか。サイクル的にテレビのリモコンくらいかな? まあこの辺は使ってみないとわからないが。リセットは分と秒の同時押しで、最初はちょっと「押しづらそうだな」と思ったけど慣れたらなんら問題ないし、この同時押しのおかげでボタン類が必要最低限の数でおさまっているんだろうなと感じた。だからメインボタンをここまで広げつつも全体として小ぶりでシンプルにまとまっているんだろう。ただあえて欲をいえばディスプレイをうっすら光らせておくモードがほしかった。というのも僕はゲームをするとき部屋を薄暗くするので(ホラーゲーム、たとえばサイレントヒル2のときなんて完全に真っ暗にして遊んでいた)ストップウォッチの数字がよく見えないのだ。もちろんこんなゲームをする奴のことなんて想定されていないことは百も承知ではあるけれど……。ストップウォッチの横に小さなライトでも置くか。
