前回カカオ80%を購入して「まあまあ苦いけどぜんぜんイケるな」と調子づき、今度はカカオ100%のものに手をだしてみた。おなじくいつもの富澤商店のチョコレートです。もう80%までくると「いっそのこと100%でよくないか」という感情がめばえ、ついに僕のチョコレートライフ(朝食でしか口にしないけど)の一つの到達点に達したように思う。70%から80%に変更したとき少しサイズが小さくなったが今回も100%にしたらさらにサイズが小さくなっていた。カカオ率が高まるほど小さくなるのはなにか理由があるのだろうか。砂糖が入っていないぶんかたくなるから歯ごたえを均一にするために1個あたりのサイズを小さくした、なんていう理由が隠されているのかもしれない。まあ僕の勝手な憶測ですけど。それから総量にかんしてもいままで500gだったのが1kgに変更された。1kgの下はなぜか300gになっていて(さらにその下は100g)500gに慣れていたので最初とどいたときに1kgの重さにびっくりした。もちろん価格も高いのだが砂糖がふくまれていないぶん100gあたりの価格にすれば80%のものより安かった。長い目でみれば身体にもいいし一石二鳥かもしれない。味は想像どおりの苦さです。でもカカオの風味はとってもいいしチョコレート単体で食べるわけではないから(バナナやブルーベリーなどと一緒に食べている)100%でもぜんぜん問題なかった。思えばむかしは70%からはじまったんだよな。いま70%を食べたらきっとすごく甘く感じるのだろう。まあそれはそれでたまに食べるおやつとしては魅力的ではあるけれど。でも幸か不幸かむかしにくらべて甘いものを欲する気持ちが逓減しているわけで、そのおかげもあってカカオ100%で満足できている自分がいる。そう考えると老化も意外と悪くない。ただ甘いものにときめいていたあの気持ちが薄らいでしまったのはいささか残念といわざるおえない。自分も社会もこうやって少しずつ変わっていくんだな。諸行無常の響きありってか。