最近ハマっている、とまではいかないけれどちょくちょく買って食べているドラゴンフルーツ。見た目がもうワンピースの悪魔の実にしかみえないが、味はほんのり甘くて悪魔からはほど遠いやさしさと慈愛で満ちている。はじめはどうやって皮をむくのかさっぱり見当もつかなかったけど意外にもするするとむきやすくて（つまりどうカットしても大体すんなりむける）いいなと思った。桃やマンゴーのように中央にでっかい種がどっしりかまえていないしフルーツのなかでも食べやすい部類に入るはず。ただ皮が厚いぶん（あと変なかたちをしているぶん）ごみがかさばってしまうのが難点です。でもそれらをのぞけば夏らしい彩り豊かなフルーツの一員として申し分ない存在だ。そういえば中身が赤い（正確にはワインレッドっぽい色）ものと白いものがあるんだけど、外からみると同じようにみえるから不思議。これを見分ける方法ってあるのかなと調べてみると、どうやら丸っこいのが赤で細長いのが白だそうです。あと果皮のぴょんぴょんと突きでた緑色の領域が広いものが白という見分け方もあり、なるほどなとためになった。これでその日の気分で「今日は赤にしよう」なんて選択を楽しむことができるはず。個人的には白より赤の方があざやかで好きです。なんというか南国っぽくてテンションがあがる。もしかすると気のせいかもしれないけれど、甘みも赤の方がいくぶん強い気がする。食感はそこまで差はないかな。ちなみに赤は服につくとマジで落ちないみたいなので要注意。そういえばなんで「ドラゴン」なんだろうと調べてみたら果皮が龍のウロコに似ているからと書かれていた。たしかにそれっぽいかもなと思ったが、しかしよく考えてみれば龍なんて実物をお目にかかったことがないから比較しようがない。それでも「ああ、似てるよね」と多くの人が納得するんだから共通認識というのは便利だな。
