雑記

アストロボットをクリアする(ネタバレあり)

30時間もあればクリアできるだろうと踏んでいたら意外と13時間ほどでラスボスをたおすことができた。最後はもはやアクションというよりかはシューティングゲームに近く、ビームを発射しているあいだ(つまり、ほぼずーっと)ハプティックフィードバックが最高潮にぶるぶるで「コントローラー壊れないよね……?」とボス戦を差しおいて終始そっちが心配だった。でもおかげで臨場感MAXで楽しむことができた。やはりこのゲームただものじゃないな。ところでラスボスの名前「ネビュラックス」って覚えづらいですよね。序盤からずっとアストロにちょっかいをだしたりパーツを盗んだり下品に微笑んだり(いかにも悪人面)なかなかうっとうしいキャラクターではあったけど、最後は自分がのっている円盤(UFO?)の裏側にルーレットをこしらえて、それを選ばせながら自分をたおさせるというなかなかのエンターテイナーっぷりを発揮していた。そういう意味では感謝しなければならない。楽しませてくれてありがとう。でもパーツを盗んじゃいけないよ。それにしてもクライマックスは感動的だったな。ネビュラックスがアストロを道づれにしようとするんだけど、それをボットたちが必死で食い止めようとする。その思いがうれしかったのかアストロは悟ったかのように手を離し、ネビュラックスとともに宇宙の渦の中(おそらくブラックホール的な現象だろう)に吸いこまれていった。手を離す瞬間、映像はスローモーションに切りかわりアストロは「ありがとね」とでも言うように最後は自分の表情をにっこりさせながら消えてゆく。泣ける。ネビュラックスは最後の最後までクズだった。いや、あそこまでクズだからこそあの感動的なシーンが生まれたのかもしれない。そう考えるとふたたび感謝の念を抱かずにはいられなかった。感動をもたらしてくれてありがとう。アストロが宇宙の彼方へ消えていったあと、やはりボットたちは悲しみに打ちひしがられていた。僕は「このあとどんな展開になるんだろう」と胸をふくらませながら待っていたら、なんとそのままエンドロールに突入してしまった。ええ……(笑)。まさかの展開におもわずハンマーで頭を殴られたような衝撃を受けた。もちろん僕も悲しみに打ちひしがられる。しくしく。「このゲームはハッピーエンドであるべきだ」と、そんな妙なこだわりを抱きはじめたとき、なんとアストロがピューッと飛んできて(正確には飛ばされてきて)仲間たちのもとへ還ってきた。いささか強引すぎる展開のような気もするが。でもアストロは故障しているからそのあと修理していくのだけど、この修理中がまた泣けてくる。コントローラーをゆするとアストロが連動してゆれるのだけど、いくらゆすってもピクリともせずぐったりしたままなのだ。「がんばってもう一度目を覚ましてくれ」と祈りながら修理をつづけていくと、まあ修理といってももげた手足を新品にとり変えていくだけの作業だが。でも最後の右足だけこちら側でぶち抜いたのはびっくりした。もうめんどくさくなって雑にあつかってるじゃんと思わずツッコミを入れてしまう。いずれにせよ、ぶじに完全復活を遂げて期待どおりのハッピーエンディングを迎えたのでした。めでたしめでたし。クリア後は3つのワールドが解放されて、まだ未レスキューのボットを探したりタイムアタックを楽しんだりいろいろやりこみ要素が用意されている。新しく誕生したワールドはけっこう難易度が高くて何度もチャレンジしないとゴールにたどりつけないステージがいくもあり「もうしばらく遊べそうだな」と思った。そう考えると当初の想定どおり最終的には30時間くらいのプレイで落ちつきそう。まあストーリー的には最後まで見れたし、あとは合間合間にリフレッシュ感覚で遊んでいこうと思っている。さて、つぎは「SILENT HILL f」だな(なんとか発売日までに間に合ってよかった)。

アストロの修理中の様子。

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