富士フイルムからXシリーズのフラッグシップモデルである「FUJIFILM X-Pro3」が登場しました。富士フイルムのデジカメでは初となるチタンをボディ外装に採用しています。
特徴
- 軽量・高強度で耐食性に優れたチタンを採用。
- チタンの色合いや質感の魅力を最大限に引き出し、高級感あふれるデザインを実現。
- 上質で重厚感ある「ブラック」に加え、すり傷に強く高品位な外観を可能にするデュラテクト加工を施した「DRブラック」と「DRシルバー」の3色のカラバリを用意。
- 70カ所にシーリングを施した防塵・防滴構造。
- -10℃の耐低温性能を備える。
- 世界唯一の「アドバンスドハイブリッドビューファインダー」を搭載。光学ファインダー(OVF)と電子ビューファインダー(EVF)をレバー操作で瞬時に切り替えられる。
- EVFには高解像約369万ドットの有機ELパネルを新たに採用。最高輝度1500cd/m2で高コントラストにより、暗い部分や明るい部分もEVF上で精緻に映し出せる。
- EVFの表示設定に「残像感低減」モードを新たに追加。残像感を抑えた約200フレーム/秒相当のなめらかEVFの視界で、すばやく動く被写体などに最適。
- OVF上に小型EVFを同時表示できる「エレクトロニックレンジファインダー」を搭載。OVFでありのままの被写体をとらえながら、小型EVFで合焦部の拡大表示などを行える。
- 裏面照射型2610万画素「X-Trans CMOS 4」センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載。
- アルゴリズムの進化で暗闇に近い低照度-6EVの環境下でも高速・高精度な位相差AFを実現。任意のフォーカスレンジを設定できる「フォーカスリミッター」との組み合わせでスムーズなAFが可能。
- 明るさの異なる複数の画像を合成できる「ハイダイナミックレンジ(HDR)撮影」により、白飛びや黒つぶれの少ない自然な色の写真を撮影できる。
- 異なるフレーミング・時間で撮影した写真を最大9枚重ねあわせて1枚の作品にする「多重露出撮影」が可能。重ねあわせる画像の露出設定は、加算/加算平均/比較明/比較暗から選択できる。
- 85年にわたって培った独自の色再現技術などにより、人間の記憶に残る鮮やかな「記憶色」を実現。
- フィルムシミュレーションにスナップ撮影などで愛用されてきたカラーネガフィルムをもとにした「クラシックネガ」モードを新たに追加。
- FUJIFILM X-T3、FUJIFILM X-T30に搭載し好評の「モノクロ調整」を「モノクロームカラー」として刷新。今までの暖色系と寒色系にマゼンタ系・グリーン系を新たに加え、さまざまなカラーグラデーションから好みの色を選択できる。
- フィルムのような粒状感を再現する「グレイン・エフェクト」がさらに進化。「強度」「粒度」の設定を変更することでグレインの濃さ・粗さを調整できる。
- 従来の「カラークローム・エフェクト」に加え、新たに「カラークロームブルー」を搭載。青空などブルー系の被写体に対して深みのある色再現・階調再現が可能。
- 約162万ドット・チルト式タッチパネル液晶モニターを搭載。約180°回転させられるので、ハイアングルからローアングルまでいろんなスタイルで撮影できる。
- ボディ背面に1.28インチ・カラーメモリ液晶モニターを新たに採用。電源ON/OFFに関わらず撮影情報を確認できる。クラシックと標準の2モードを用意。
- Qメニュー(クイックメニュー)のアイコン表示数を4/8/12/16から選択できる。
- USB端子にはType-C(USB3.1 Gen1)規格を採用し、有線による本体充電が可能。
チタンを使った外観は重厚感があってそそられますね。日常的なスナップはもちろん、残像感低減モードによるEVFを使えば動体撮影も快適に楽しめるのではないでしょうか? また新たに搭載された1.28インチ・カラーメモリ液晶モニターも撮影者には役立ちそうですね。電源がオフの状態でも表示されるので、シャッターチャンスが到来する前に撮影情報をチェックできるのは安心です。
FUJIFILM X-Pro3の発売日は、ブラックが2019年11月28日、DRブラックとDRシルバーが2019年12月中旬になります。