ソニーから世界最小・最軽量システムを実現するフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7C」とEマウント用標準ズームレンズ「FE28-60mm F4-5.6」が発表されました。
特徴
α7C
- APS-Cセンサー搭載の「α6600」とほぼ同等のサイズ感。
- 小型・軽量を目指すために光学式5軸ボディ内手ブレ補正機構やシャッターユニットを新開発。
- 自動車や航空機にも使われている、カメラの外板で全体をささえるモノコック構造を採用。
- トップカバーやフロントカバー、リアカバーにマグネシウムを使用することで耐久性も確保。
- 有効約2420万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーExmor Rと高速処理能力をもつ画像処理エンジンBIONZ Xを搭載。
- ISO100〜51200(拡張ISO50〜204800)の広いダイナミックレンジ。
- 16ビット画像処理にくわえ、サイレント撮影時や連続撮影時の14ビットRAW出力にも対応。
- 5.0段の光学式5軸ボディ内手ブレ補正機構。
- ビューファインダー使用時で約680枚、LCDモニター使用時で約740枚の撮影ができるスタミナ性能。
- AIによる物体認識アルゴリズムでリアルタイムトラッキングをより速く直感的に起動でき、高い機動性を実現。
- カスタムボタンに「トラッキングオン + AF-ON」を割り当てられる。
- フォーカスモードがAF-S/AF-A/DMFの場合でも、AF-ONボタンを押すだけで狙ったタイミングで迅速な自動追尾を開始する。スナップ撮影時に動きのある被写体をすぐとらえたいときに便利。
- タッチトラッキングを設定しておけば動画撮影時やビューファインダー使用時でもとらえたい被写体をモニター上でタッチするだけで追従できる。
- 進化したリアルタイム瞳AFで動きのある被写体でも高速・高精度に瞳をとらえつづけられる。
- 撮影エリアの約93%をカバーする範囲に693点の像面位相差検出AFセンサーを配置。
- コントラスト検出AF枠を425点に多分割化し、高い検出精度を実現。
- AF-Sモード時でのAF検出輝度範囲の下限値はEV-4(ISO100相当/F2.0レンズ使用)で暗いシーンでも被写体を瞬時に正確にとらえる。
- 新開発のシャッターユニットを搭載。小型・軽量ながらメカシャッター時およびサイレント撮影時ともに最高10コマ/秒のAF/AE追従高速連写を実現。
- 連写中もほぼタイムラグなしで撮影できるライブビュー方式では最高約8コマ/秒の高速連写が可能。
- 最大約10コマ/秒の高速連写でJPEG(Fine L)約223枚/圧縮RAW約115枚/非圧縮RAW約45枚の連続撮影ができる。
- フリッカーレス撮影に対応。
- タッチパッド機能によりビューファインダーをのぞきながらジョイスティックのようにフォーカス位置移動ができる。
- 6K相当の情報量を利用して4K映像を出力。
- 業務用映像制作のXAVCを民生用に拡張したXAVC Sに対応し、最大100Mbpsの高ビットレートで記録できる。
- HLG方式による4K HDR撮影に対応。
- S-Log2のほか、S-Log3も搭載。
- リアルタイム瞳AFで動画撮影中も人物の瞳の認識と追従が可能。
- AFトランジション速度を7段階に、AF乗り移り感度をそれぞれ5段階に設定できる。
- 横方向に開くバリアングル液晶モニターを搭載。
- MOVIEボタンをボディ天面に配置。腰の位置からの撮影や自撮り時の操作性もアップ。
- マイク端子や録音時のモニター用に使えるヘッドホン端子を搭載。
- デジタルオーディオインターフェース対応のMIシューで高音質な音声記録を行える。
- 縦位置で撮影した動画をスマホなどへの転送後も縦のまま再生・編集できる縦位置情報記録に対応。
- PCリモート(テザー)撮影や画像のバックアップが可能なSuperSpeed 5Gbps(USB3.2)対応のUSB-C端子を搭載し、充電や給電もできる。
- 静止画・動画で別設定できるファンクション(Fn)ボタンを用意。
- 約20万回のレリーズ耐久性を有したシャッターを搭載。
- 防塵・防滴に配慮した設計。
- 2.4GHz帯域にくわえ、5GHz帯域での転送ができる「11ac」規格に対応したWi-Fi接続。
- NFCやQRコードも読み込めるので、手軽にスマホやタブレットにつないでデータを直接転送して保存できる。
- スマホやタブレットとのBluetooth接続中は、カメラ電源がオフでも静止画や動画をスマホに転送できる。
- カラーはシルバーとブラックの2色。
FE28-60mm F4-5.6
- かばんに入れて日常的に持ち運べる小型・軽量(最大径66.6mm × 長さ45mm、重さ約167g)のズームレンズ。
- 非球面レンズ3枚を最適に配置。諸収差をおさえ画面周辺部まで高い解像性能を実現。
- 焦点距離28〜60mmと最短撮影距離(広角端0.3m、望遠端0.45m)により、スナップ撮影からテーブルフォトやジンバルを装着したVlogにも適している。
- 防塵・防滴に配慮した設計。
- フィルター径は40.5mm。
FE28-60mm F4-5.6との組み合わせで驚くほどコンパクトなフルサイズシステムを楽しめますね。またこれにあわせて小型・軽量なフラッシュ「HVL-F28RM」も発表されたので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。