久しぶりの秋田のスタバ。といっても元旦以来だから約1カ月ぶりか。東京から帰ってきてはじめてカフェに来たけどなんだか3カ月くらい経った感じだ。今回はトピコ内のスタバにやってきた。7時ちょい過ぎに行ったらレジに若い男の客が1人いるだけで、あとは誰もいなかった。どうやら僕は本日2人目の客らしい。
いつもどおりホットのドリップのショートを注文し、Apple WatchのSuicaで支払う。なかいちの駐車場から凍てつく寒さのなか歩いてきたので顔や手がかたまってうまく動かせない。かじかんだ手でコーヒーを受け取り、長ソファの端っこへと移動する。
コーヒーをひと口飲んでから、ぼんやりと店内を見まわした。ほぼ誰もいない早朝のスタバはあいかわらず居心地がいい。冷えきった身体と心がじんわりと温まってくる。そんなささやかな幸福感にひたりながらのんびりコーヒーを飲んでいると、2人組の男女が店に入ってきた。見たところ学生のような出立だ。カップルかと思ったがお互い少し離れた席に座って勉強をし始めた。スタバまでは一緒に来るけどそこからは別々の時間を過ごすんだなあと、ちょっぴり不思議な気持ちになった。でもまあ横に友達(恋人かもしれないけど)がいたら気になって集中できないのかもね。むろん、こちらとしては会話がなく静かだから歓迎だけど。
店内にはPhosphorescentの「My Beautiful Boy」がしっとりと流れていた。
1時間ほどゆったりと過ごし、ふと店内を見まわすといつのまにか大勢の客でにぎわっていた。中には大きなキャリーバッグを横に置いている客もいる。
さて、と僕はマグカップを持って立ち上がり返却棚にそれを返してから店を出た。それから散歩をするために千秋公園へと向かった。こちらも元旦以来だから約1カ月ぶりである。いつもどおりの休日を、いつもどおりのルーティンで過ごす。
東京から秋田に帰ってくると、それこそ「非日常から日常へ」なんだけど、そんな日常にどこかホッとする自分がいるのであった。