セミの抜けがら

お出かけ

真夏の千秋公園

スタバをあとにして果てしなく晴れわたる青空のもと、千秋公園までとぼとぼ歩く。まだ朝の8時だというのに5分ほど歩いただけで汗がじわりとにじんでくる。お堀の蓮の花は先週とおなじく満開に咲き誇っていた。蓮の下にはところどころ睡蓮の花もみられる。蓮と睡蓮のコラボはこの時期ならでは。柵から腕を伸ばして必死で睡蓮を撮ろうとしたけど、やはりスマホのカメラでは限界がある。ふとこのままスマホをお堀に落としたらヤバイだろうなと感じ、柵から腕を引きあげた。たぶんあのままがんばりすぎたらいつかスマホを落としそうな気がする。いずれにせよ、僕はちゃんとしたカメラをもってくるべきだった。園内に入るとセミの合唱がはじまっていた。太陽と青空と緑の景色だけではなく耳からも夏の空気がひしひしと伝わってくる。セミが木から木へ飛びうつる姿にも何度か遭遇した。一度だけおしっこらしきものをまき散らしながら飛び去っていくものもいた。あと3歩ほど早く踏みだしていたら僕の頭上にそれがかかったに違いない(もしかすると服とかに多少かかっていたかも)。まあセミも必死で生きてるのだろうと、そばにあるセミの抜けがらをみつめながら思った。空にはうっすらと月が浮かんでいる。シオカラトンボが僕の横をとおり抜けてゆく。大きな葉のかたまりがひらりと舞い落ちてくる。胡月池の噴水にはこの日もきれいな虹のアーチがかかっていた。人の数はいつもより少なく(たぶん暑すぎたのだろう)セミの合唱とカラスの鳴き声とじゃり道を歩く足音だけが響きわたっていた。木陰が気持ちいい。思うままに歩き、写真を撮り、深呼吸をする。ひさしぶりにiPhoneのポートレートモードを使ってみたら思いのほか悪くなかった。背景のぼけが以前にくらべて自然になったのだ(気のせいかもしれないけど)。坂道をのぼっているとアシナガバチの羽音が耳もとで鳴りあわてて駆けあがる。心臓に悪いのでこういうのはやめてほしい。車にもどりエンジンをかけ、インパネに表示された外気温をみてみると37度を示していた。あまりにも暑い真夏の散歩ではあるが、いっぱい汗をかいたぶん不思議と心と体はすっきりしていた。夏はまだまだつづくけど、熱中症に気をつけながら残りの夏の休日を満喫したい。

花
蓮の花
蓮の花
千秋公園
葉
葉
月と青空
花
紫陽花
セミの抜けがら
鯉と小魚
鳥と青空
睡蓮の花

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