白金にある「ファーストフルーツコーヒー」に行ってきた。オーストラリアのゴールドコースト発祥のカフェで、ここが日本の第1号店になるみたい。商店街にすっとなじむような、でもどこかオーストラリアの息吹を感じる(行ったことはないけど)そんなお店。白い外観に植物の緑のアクセントがすごく爽やかで「いいな」と思った。目的はやはりロングブラック。ということで、さっそくレジで注文する。たしか500円だったかな? サイズを選べたかどうかは忘れてしまった。メニューにはチャイラテもあり、スタバのチャイラテ好きとしてはそちらも無性に気になった。ちょうど1組しかいなかったのでわりと自由に席を選ぶことができた。せっかくなので窓ぎわ席に腰をおろし、商店街や緑の植物(本物かどうかはわからない)なんかを眺めながらできたてのロングブラックをいただいた。ふだんロングブラックなんて飲む機会がないからなかなか新鮮に感じた。コクがありじっくりと味わいながら飲みたくなる、そんなブラックコーヒーです。ちなみにロングブラックとはオーストラリアとニュージーランドでよく飲まれているコーヒースタイルで、アメリカーノよりも強い香りと味が特徴です。お湯にエスプレッソまたはリストレットのダブルショットを注いでつくるんだけど、アメリカーノはこれとは逆でエスプレッソまたはリストレットのダブルショットにお湯を注いでつくられる。注ぎ方が逆になることで名称が変わるのはおもしろいですね。ロングブラックの方が味が強くなる理由としてアメリカーノにくらべて水の量が少ないことがあげられる。またクレマもロングブラックの方が多くなる。濃いめの味やクレマが好きな人にはロングブラックおすすめです。それからフラットホワイトもオーストラリアならではのメニューなので次回はこちらを飲んでみたいなあと思っている。ああでもチャイラテも気になるけれど。そういえばフードメニューもあったっけ。ロングブラック目当てで来たからしっかり見るのを忘れてた。店内ではレッド・ツェッペリンの『Communication Breakdown』が抑えめのボリュームで流れていた。続いてトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの『Rebels』が流れだすとなんだか心にジーンと染みるものがあった。つかの間の休息をこんなすてきなカフェで過ごせていることに、ふと幸せを感じてしまったのだ。大げさかもしれないけれど僕にとってはこれが「非日常」なので……。ファーストフルーツの最寄駅は白金高輪になるが僕は広尾から歩いてここまでやってきた。といってもGoogleマップに従いながらのんびり歩いて30分くらいだったから思いのほか広尾と白金って近いんだなということを知った。で、ファーストフルーツをあとにして今度は麻布十番までまた徒歩で移動するのでした。つづく。