天気予報がくもりと雨だったので家にいたかったのだけど、どうしても伸びた髪を切りに行きたかったので朝から車を走らせた。さっそく美容室、と思ったけどまだ早い時間帯で開いているわけもなく、スタバで時間をつぶすことに。秋田駅の中央改札付近にあるスタバは人の出入りが多そうだったのでトピコのスタバまで足を運ぶことにした。
レジへ行きドリップコーヒーを注文する。この日の珈琲豆はスラウェシ トラジャだった。変わった名前である。コーヒーを受け取り、いつもどおり窓際ソファに座った。店内にはまだ誰も客がいない。コロナの影響だろうか。でも窓から外を眺めてみると、駅前には道ゆく人がそれなりに見受けられた。キャリーバッグを引っ張っる家族連れ、若いカップル、サラリーマン、犬の散歩をしている中年男性。いろんな人たちが行き交っていた。
スタバの店内は席と席の間隔が設けられており、いくぶんすっきりとしている。僕の席のテーブルも普段なら横に3つならんでいるのだが、この日は2つしか設置されてなかった。どこか淋しい気もするが、こんな世の中じゃしょうがない。
スラウェシ トラジャはブラックセサミのような風味が特徴です。でもブラックセサミって何だろう? よくわからないけど上質な苦味となめらかな味わいに心が穏やかになった。
そういえばここに来るまで何度か激しい雨に見舞われたが、コーヒーを飲んでるあいだ雨が降ることはなかった。しかも雲のうしろにはうっすらと青空も透けている。もしかすると晴れるかもしれないなという期待感がわいてきた。店内に流れるBAILENの「Going On A Feeling」がその期待感に拍車をかけている。
店を出るころには青空の割合が高くなり気持ちのいい天気になった。でも雲の流れが速くて太陽が隠れたり隠れなかったりとどこかせわしない。それでも外を歩いてるあいだは雨に濡れることはなかった。風は強かったけど、雨が降らなかっただけ運がよかったなと思えた一日だった。