なぜか無性にミラノサンドが食べたくなり、いつものスタバをスルーしてドトールへ入店する。まだ朝の7時台だというのにそこそこ客がいて微妙な席しか空いていない。テイクアウトも考えたけどそのまま散歩もしたかったので食べていくことにした。目的のミラノサンドB(エビとアボカドとサーモンが入っているやつです)とドリップを注文し、ついでにコーヒー豆も購入する。カウンター席に座り、ひさしぶりのミラノサンドにかぶりつく。あらかじめ半分に切られていて食べやすい。以前はただカットされた状態だったが、いまは半分ごとに紙でつつまれているんですね。さらに食べやすくなった印象。でもどことなく具材の比率なのか種類なのかソースなのかわからないけど変わっているような気がした。もしかすると気のせいかもしれないけど。コーヒーはあいかわらず飲みやすくてうまかった。コーヒー豆(マイルドブレンド)もさっそく自宅で淹れていま飲みながらこの文章を書いているけど店とほとんど変わらない味で感動する。けさ飲んだドトールの店内が、おもわず脳内を駆けめぐった。ミラノサンドを食べ終わり、30分ほどコーヒーを飲みながらスマホでニュースなんかをチェックする。それから外に出ていつものコースを散歩する。朝からだいぶ雪が降っていて心配だったが散歩中はそれほど降らなくてよかった。おだやかに曇っていてときおりしんしんと雪が降ってくる、そんな状況だ。公園の池はすっかり冷えあがっていて無表情な氷が静かに腰をおろしていた。いつもここを優雅に泳いでいる鯉たちは、はたして元気にしているだろうか。そういえば今日はハトの姿も見かけなかった。人の姿もほとんどないし、冬はみんなどこかべつの場所に移っていくみたいだ。一年中おなじことを繰りかえしているのはやはり僕くらいかもしれないなと、しんとする公園の中心でひとり思うのだった。