スタバで朝食をとったあといつもどおりぶらぶらと公園まで散歩する。気持ちのいい朝の澄んだ秋空のもと、この日は久々にカメラをもちだしてスナップ撮影を楽しんだ。10月に入ったしもしかすると紅葉してるかもと胸をふくらませていたのだが、カエデなんかはまだ瑞々しく緑色をたもっており、変化する気はさらさらないという様子だった。ただほかの樹木にはうっすらと赤みを帯びた葉もみられ、そろそろ本格的な紅葉シーズンにむけて火蓋が切られたのではないかと感じた。ちなみに2週間ほど前のできごとなので今はもっと色の変化が進んでいるはず。そういえば夏に見事に咲いていたあの大きな紫陽花やハスの花たちは、いまではみんな弱々しい姿になっていた。とくにハスの花はすっかり枯れ落ちてしまい果托もからからに乾燥し、ぼこぼこと多くの穴で埋めつくされていた。いっぽうコスモスは嬉々としたピンク色の花をその身に宿していた。少しずつ枯れ果ててゆく花たちと、これからピークを迎える花たちの対比が季節の移りかわりをまざまざと写しだしていた。とはいえこの日はお昼に近づくにつれて気温がぐんぐん上昇し、すっかり夏みたいな天気になった。園内には「かき氷」と書かれた旗まで掲げられる始末。僕はもう夏を存分に堪能したからはやく寒くなってほしいのだけど、なかなかそうはいかないみたい。でもまあ朝晩はたまに白い息がでるくらい冷えこむ日だってでてきたからそろそろ日中も寒くなるはず……。