Photoshop

Photoshopで古びた羊皮紙に書かれた地図イメージの作り方

手元にある素材が、得に何の特徴もなく面白みがない。でも、特別な素材の画像を持っているわけでもないし、コストもかけたくない。そんな時、Photoshopで普通の画像を特殊な演出で効果的に見せる方法はいくつもあります。今回はネット上でも無料でダウンロードできる普通の白地図を使って、古代エジプト時代に使われた羊皮紙に、地図が描かれたイメージを作ってみましょう。

アルファチャンネルを登録する

白地図

①白地図を用意します。(DTPに使用する場合は解像度が高い物の方が好ましいです)

②背景色が白である事を確認して「選択範囲」メニューから「すべてを選択」を選択。「⌘+x」でカットしておく。(画面は背景色の白で塗りつぶされた状態になります。)

③「ウィンドウ」メニューから「チャンネル」を選択してチャンネルパレットを出します。

チャンネルパレットの「新規チャンネルを作成」ボタンをクリックして下さい。(アルファチャンネル1が作成されます。)

アルファチャンネル1

④「⌘+v」でアルファチャンネル1に②でカットしておいた画像をペーストします。

画像をペースト

⑤「control+I」で「階調の反転」しておきます。

階調の反転

これで、アルファチャンネルの準備ができました。

羊皮紙のでこぼこの質感を作る

①チャンネルパレットを「RGB」に戻します。(画面は真っ白になります。)

②描画色黒、背景色白の状態で「フィルタ」メニューから「描画」→「雲模様1」を選択

雲模様1

③「フィルタ」メニューから「描画」→「雲模様2」を2度実行する。

雲模様2

④「フィルタ」メニューから「表現手法」→「エンボス」を設定。プレビューを確認しながらこのでこぼこ具合が羊皮紙の質感を表す物だと意識しながら調節する。

エンボス

(例:角度:135°、高さ3pixel、量184%)

⑤「イメージ」メニューから「色調補正」→「レベル補正」を選び、グレイを飛ばして白くする。
(例:入力レベルの数値を、シャドウ:0、中間色:1.43、ハイライト:145)に設定。

グレイを飛ばす

羊皮紙の色のイメージを作る

①「ウィンドウメニュー」から「レイヤー」でレイヤーパレットを出し、新規レイヤーを作成。

②描画色を黄土色っぽい色にします。(この色が羊皮紙のベースの色になります。この段階では適当な色でOK。例:R180、G130、B0)
そのまま「フィルタ」メニューから「描画」→「雲模様1」を選択

黄土色っぽい色

③レイヤーパレットのレイヤー1の描画モードを「乗算」にする

乗算

④もう少し、色を調整したい場合は「イメージ」メニューから「色調補正」→「色相・彩度」で調整。(例:色相:0、彩度:+50、明度:-20)

「色相・彩度」で調整

※全体の画面の感じ、バランスにより、色は自由に調節してみましょう。

地図のラインを乗せる

①レイヤーパレットから「新規レイヤー」を設定します。(レイヤー2が作成されます。)

③チャンネルパレットを表示し、「アルファチャンネル1」を「チャンネルを選択範囲として読み込む」ボタンにドラッグ&ドロップする。
(アルファチャンネル1を選択して「チャンネルを選択範囲として読み込む」ボタンをクリックしても良い。その場合はチャンネルパレットから「RGB」を選択しておいてください。)

アルファチャンネル1
チャンネルを選択範囲として読み込む

④描画色を濃い茶色に設定。(例:R110、G50、B5)

濃い茶色

⑤「編集」メニューから「塗りつぶし」を選択。内容の使用は描画色、合成は、描画モード:通常、不透明度100%、不透明部の保持のチェックはOFFにしておきます。

⑥「⌘+D」か「選択範囲」メニューから「選択を解除」で画像を確認します。

選択を解除

地図のラインをにじませる

地図のラインが古い羊皮紙ににじんでいるようなイメージを作ります。そのイメージはレイヤー効果を使うと簡単に設定できます。

①レイヤーパレットの「レイヤー2」の部分をダブルクリックしてレイヤースタイルを設定する。
左の「スタイル」から「光彩(外側)」をチェック、構造は描画モード:乗算、不透明度39、ノイズ6、描画色をチョコレート色に設定。エレメントはテクニック:さらにソフト、スプレッド10%、サイズ10px。画質は範囲:48%、適用度:0%

光彩(外側)

陸地に白を乗せる

選択範囲の反転

①自動選択ツールで海の部分をクリックします。

②「shift+⌘+I」か「選択範囲」メニューから「選択範囲を反転」で選択範囲の反転をします。

③レイヤーパレットから「新規レイヤー」を設定します。(レイヤー3が作成されます。)

④「編集」メニューから「塗りつぶし」を選択、内容の使用:ホワイト、描画モード:普通、不透明度:100%、透明部分の保持のチェックはOFF。

塗りつぶし
ホワイト

⑤レイヤーパレットを操作して「レイヤー2」と「レイヤー3」の順番を入れ替えます。

「レイヤー2」と「レイヤー3」の順番を入れ替え

⑥「レイヤー3」の不透明度を50%に設定します。

不透明度を50%
完成

白地図であればどんな地図でも実行できる技です。また、地図以外に人物の写真などでアレンジしても面白い作品ができます。

色や素材を変えると、古ぼけたイメージではなく洗練された作品を作ることもできると思います。

風景写真や動物写真など、いろいろな素材を使って画像を作成すると楽しいですよ。

人物の写真などでアレンジ

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