カメラで撮った写真をブログやSNSにアップするときにExif情報を削除してからアップしたいという方は多いと思います。とはいえ複数の画像のExifを一つずつ手動で削除するのは手間がかかるのも事実。
そこで便利なのがPhotoshopのアクションという機能です。これを設定すれば自動でサクッとExifを削減できるのでとても快適です。
今回はPhotoshopでExifを自動で削除させるやり方をご紹介します。
アクションを使う設定方法
まずはPhotoshopの上部メニューから「ウィンドウ」→「アクション」を選択します。
アクションパネル内の下にある新規アクションを作成するアイコンをクリックします。
アクション名を入力して「記録」をクリックします。ここでは「Exif 削減」というアクション名をつけました。
ここから作業した内容がアクションとして記録されます。まずはExifを削減したい画像を開きます。
続いて上部メニューから「ファイル」→「書き出し」→「Web 用に保存(従来)」を選択します。ショートカットキー(Macの場合)は「shift + option + command + S」になります。
「Web 用に保存」という画面が表示されるので、そのなかにある「メタデータ」という項目を「なし」にセットします。
あとはファイルをそのまま保存します。ファイルを置き換えるか聞かれるので「置き換え」を選択します。置き換えたくない場合は新たに名前をつけて保存すればOKです。
終わったらアクションパネルから中止のアイコンをクリックします。
これでExifを削減するアクションが完成しました。続いてFinderの任意の場所に「Exif」というフォルダを作成します。
このフォルダにExifを削減したい画像を入れます。ちなみにExif情報を確認する場合は、画像をダブルクリックしてプレビューで開き、上部メニューから「ツール」→「インスペクタを表示」を選択します。
すると、詳細情報の画面内からこんな感じでズラズラと並んだExif情報をチェックすることができます。
さて、Exifフォルダに画像を入れたら、Photoshopの画面に戻り、上部メニューから「ファイル」→「自動処理」→「バッチ」を選択します。
バッチ画面が表示されるので、そのなかの「アクション」という項目に作成したアクション(ここでは「Exif 削減」)をセットします。
そしてその下にある「ソース」というメニュー内から「選択」ボタンをクリックして先ほど作成した「Exif」というフォルダを選択します。
その後、「”開く” コマンドを無視」と「開くダイアログを非表示」にチェックを入れておきます(バッチ処理中にダイアログが開かれたりするので)。
あとは「OK」をクリックするだけです。これでExifフォルダに入れた画像のExif情報が自動で削除され保存されます。できあがった画像をプレビューで確認してみると、このようにExifがちゃんと削除されているのを確認できます。
Exifを削除するアプリもありますが、なかにはできるだけアプリを入れたくない方もいるかと思います。そんな人には、今回ご紹介したPhotoshopのアクションがオススメです(Photoshopをインストールしていないといけませんが……)。
ブログやSNSに画像をアップするときに、効率よくExifを消したい方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。