RX100M6での撮影時に、好きな設定へ瞬時に切り替えれるMR(登録呼び出し)を使ってみました。ある程度カメラで写真を撮っていると、自分のなかでよく使う設定値ってできてくるじゃないですか。そういうのをあらかじめ登録しておくことで、ここぞというときにパッとその設定にできるのでとても便利です。
「シャッターチャンスなのにカメラの設定をいじっていたら撮り損ねてしまった」なんていう悲しい事態を少しでも防ぐために、ぜひとも使いこなしたい機能です。
やり方ですが、まずは自分が登録したい設定にした状態で、メニューボタンから「撮影設定1」→「MR(カメラアイコン)1/(カメラアイコン)2の登録」を選択します。
そのなかに「1、2、3、M1、M2、M3、M4」という数字があり、これは1〜3がカメラに登録でき、M1〜M4はメモリーカードに登録できる仕様になっています。とりあえず最初なのでカメラに登録するとして、ここでは1を選択した状態でコントロールホイールの中央で決定します。
これで先ほどの設定が1に登録されました。
続いてこれを呼び出してみます。呼び出す場合はモードダイヤルをMRにします。先ほどの数字が並んだ画面が表示されるので、登録しておいた1を選択するとその設定値にセットされます。
とても簡単ですね。メモリーカードを含めれば全部で8つも登録できるので、かなり効率性が高まりそうです。まあ、8つも登録するとどこに登録したかど忘れしそうですが……。
ともあれ、あらかじめ登録しておけばモードダイヤルをMRに回して目的の登録先を選択するだけで希望の設定にできるので、使わない手はないですよね。最初は登録のやり方があまりにも単純すぎて少し戸惑ってしまいましたが、これでしっかり登録されているから驚きです。
特に真冬の撮影は寒さで指が思うように動かないときが多々あるので、MRが重宝すること間違いなしですよ。まだ使ったことがない人は、ぜひ試してみてください。