クリスマスブロンドロースト

お出かけ

クリスマスブロンドロースト。白く染まった公園で深呼吸をする

クリスマスブレンドクリスマスブレンド エスプレッソローストときて残るはクリスマス ブロンドローストだけとなり、これを買うべくスタバまで車を走らせる。昨日から雪がしんしんと降りつづけたことで外はあたり一面真っ白に一変してしまった。道路はあたりまえのようにつるつる滑り、人々は頑丈そうなダウンで身をくるみ、犬はなに食わぬ顔でせっせと散歩に勤しんでいた。スタバへ到着するとまだ朝なのか客は僕をふくめて3人しかいなかった。目的のブロンドローストを棚からとってレジへ行き、この日もドリップだけ注文して端の席に腰をおろす。あたたかいコーヒーを飲みながら体ににじんだ冷気を少しずつとりはらっていく。店内ではウィリアム・ベルがなごやかに、だけどもゴージャスチックに「Every Day Will Be Like a Holiday」を歌っていた。クリスマスソングにありがちな鈴(あるいはタンバリンだろうか?)がリズミカルにシャンシャンシャンと鳴っていたのが印象的だった。そのような音楽に耳を澄ませながらコーヒーを飲み、考えごとに耽り、ときおり読みものや道ゆく人々を眺めた。たっぷり体をあたためたあとは運動がてら公園まで散歩する。ひさしぶりのまともな雪道で歩行するのにいささか緊張感が走った。池にはキリッとした氷が張り、その下にはおそらく生命を脅かすほどの冷たさをもちあわせた水がじっと息をひそめているのだろうと想像する。そんな池をとおりすぎ、やはり真っ白に染まった公園に足を踏み入れる。凍てつく寒さと天気(くもっていた)のおかげで公園には僕ひとりしかいなかった。だれもいない公園をのんびり気ままに散歩する。湿気をふくむ冷ややかな空気をめいっぱい肺に送りこみ、白い息とともにゆっくりと吐きだす。ときおり頭上から樹木につもった雪がはらはらと舞い落ちてきて、それがちょっぴり幻想的だった。公園のなかにある池もおおかた予想どおり凍っていたが噴水のまわりだけ水流の影響でとけていた。でも噴水自体に大きな(そしていびつな形をした)氷塊がべったりと張りついていて、もはやちょっとした樹氷かあるいは何かのオブジェに見えなくもなかった。公園の散歩を終え街へもどると朝より少しだけ人出が多くなっていた。立派に飾られたクリスマスツリーもどこか誇らしげである。そんな煌びやかなクリスマスツリーを見上げていると、なんだかまたコーヒーが恋しくなってきた。はやく家に帰って今日買ったクリスマスブロンドローストでも淹れようか。

公園

クリスマスブレンド エスプレッソローストエスプレッソロースト。冬用のスリッパ。FF16は2つ目のマザークリスタルを前のページ

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