今年の夏は3回くらい映画館に足をはこんだんだけど、けっこうポップコーンを食べるとき(もしくはドリンクを飲むとき)にApple Watchを光らせている観客がいて「意外とシアターモードを使ってないんだな」と思った。もちろんみんな光らせたくてそうしているわけではなく、手首をあげると自動で点灯するからしかたないのだけど、おそらく当人も微妙にこまっていたような気がする。
このアイコンがシアターモードです。これで手首を上げても点灯しないし、消音モードも同時にオンになる。
スクリーンの入口とかにシアターモードの貼り紙でもすればもっと普及するのにな。ちなみに僕は映画館以外でもよくこのシアターモードを活用していて、たとえばiPhoneでYouTubeを視聴すると必ずといっていいほどサムネイルや動画情報がApple Watchに表示されるから、あまり人に見られたくない場所ではシアターモードをオンにしたりする。これで自分が見ている動画の情報を他人に知られることはない(まあべつに知られたからどうしたって話だが)。ただ画面を表示させるためにはタップしないといけないからちょっと時間を確認したいときなんかにはこのワンアクションがわずらわしい。べつに真っ暗にならなくてもうっすら時計を表示させておけるモードがあればいいのになと思う。そもそもApple WatchにYouTube情報が強制的に表示される仕様をどうにかしてほしい。そういえばSpotifyで音楽を聴いているときも勝手に連動してたっけ。たしかにApple Watch側で曲送りしたり一時停止したりできるのは便利かもしれないが、そういうのは全部iPhone側でやっちゃうからなあ……。こまったものだ。と、そんなことを嘆きながらiPhoneのWatchアプリをいろいろいじっていたら「一般」の中に「自動起動」という項目を発見した。こちらをタップすると「オーディオアプリを自動起動」の設定画面が表示される。
もしかしてYouTubeの再生情報の表示はこの項目が関係しているのではないかと思いオフにしてみたところ、なんと表示されなくなった。もちろんSpotifyを立ち上げて音楽を流してみてもしっかりデフォルトの(多少カスタムしているが)時計画面のままである。なるほど、ちゃんとユーザー側で表示・非表示を選べる機能が搭載されていたんですね。よかった。これでもうあらゆるオーディオ関連の情報がいちいち表示されなくなる。シアターモードについて書いていたのに、まさか今日この問題を解決できるとは思わなかった。