メキシカンアボカドサラダラップ

お出かけ

メキシカンアボカド。鳥たちは目的もなく飛ばない

カーテンのすき間からエモーショナルなオレンジ色の朝日が差しこむ夏の休日。おもわず「どこかへ行くか」とかろやかな気持ちに駆られたのでドライブがてら、まずは(もはや確定ルーティン)スタバで朝食をとることにした。甘いパン類もいいけれど、メキシカンアボカドサラダラップというおそらく初めて?みるメニューが気になったのでこちらをチョイスした。飲みものはいつもどおりドリップコーヒーです。この日はTOKYOローストの豆が使われていた。すっきりしたコクのある苦味寄りのバランスが、やはりいつ飲んでもうまいなあと思った。カラっと晴れた今日みたいな天気にぴったりだ。でも朝から28度ってさすがにしんどい。車にのって外気温計がそれを示していて一瞬目をうたがってしまった。「メーター壊れちゃったかな?」と思ったが、むんむんする確かな暑さが僕に説得力をもたせていた。ちなみに日中は36度まで上昇し、おそらく今年一番の暑さだった。もう散歩中の汗がやばすぎる。でも最近はちゃんと着替えをもってきているから大丈夫。じゃないと散歩後のドライブが気持ち悪いからね。あと地味だけど着替えることで疲労も軽減されるのだ。まあ僕だけかもしれないが。だいぶ話はそれたけど、メキシカンアボカドサラダラップはピリ辛でちょっと意外だった。朝から辛いものってぜんぜん食べる習慣がないから新鮮だ。でもよく考えたらメキシコ料理って辛みの効いた味つけがベースだったかも。サルサソースとかも辛かったもんなあ。「スタバ=甘いもの」っていうイメージが僕のなかに定着していたのでこういう辛い食べものもあるんだなと意外な発見だった。生地はもっちりしていてシャキシャキのレタスや濃厚なインゲン豆?など豊かな食感を楽しむことができた。オレンジ色のトルティーヤが今朝の太陽の光を彷彿とさせる。メキシコもいまの日本のように暑いのだろうか? それとももっと涼しくて快適な夏をエンジョイできているのだろうか? 店内ではロドリーゴ・アマランテの「Mon Nom」が、どこか儚げに流れていた。なんなくだけどメキシコっぽい演奏だなと思った。スタバで朝食をとったあと、僕は灼熱ともいえる屋外へ飛びだして公園まで散歩する。ハスの花が陽光をたっぷり浴びて気持ちよさそうに咲いていた。噴水にはきれいな虹が、まるでライトアップでもされているかのように永遠と浮かんでいた。あまりの暑さのせいで公園はがらがらだった。かわりにたくさんの鳩とカラスが地面を(おもに日陰を)トコトコと歩いていた。鳥たちもこんな気温のなか、雲ひとつない青空のもと、無目的に羽を広げて飛びまわるなんてことはしないのだ。まあ鳩はそもそもあんまり飛ばないか。そういえば今年の春にカラスがせっせと巣づくり(枝をくわえてあちこち飛びまわっていた)をしていたっけ。あれは夏になるとこういう事態になることを本能的に知っていての行動だったのかもしれない。おそらく長い年月をかけてその時期に繁殖していた個体が生きのこり、そうやって太古から命をつないできたのだろう。もちろん、これは僕のたわいもない推論ではあるけれど。横目にはアジサイがいまにも枯れそうなほどぐったりと咲いていた。上空では蝉が元気に鳴いている。僕はといえば、わりに元気に歩をすすめていた。暑いけれど「あちい……」じゃなくて「暖かいなあ」と思うことで心地よくなれる。姿勢の問題なのだ。

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