前回は抹茶クリームドーナツを食べたのでこの日はべつの季節のおすすめにあたる「ブルーベリー&クリームチーズ デニッシュ」を注文する。あたためてもうまいとのことだったのでお願いし、ついでにドリップもつけることにした。しかしこう寒くなってくるとそろそろチャイラテも恋しくなってくる。今度単品で買って帰ろう。朝外にでるとうっすら雪がつもっていて道路もけっこう凍っていた。僕がすやすや眠っているうちに雪が降っていたなんて。おかげで手袋を忘れてしまい散歩中手がとても冷たかった。もうカバンに入れっぱなしにしようかな。新作のデニッシュは外がサクサクで中がしっとりとしていてうまかった。味はけっこうひかえめだけど素朴でぬくもり感があり冬らしいといえば冬らしい。ちょうどこの日のドリップがクリスマスブロンドロースト(酸味にふった味わいです)だったのでブルーベリーとチーズの甘酸っぱさとよくマッチしていた。ただフォークがついてきたんだけど、いかんせん食べづらい。パイ生地の宿命なのか、うまく食べるコツがあったらぜひ知りたい。ふとまわりを見わたすと、すでに10人ちかくの客が滞在していた。こんなに寒い朝なのに、この人数はちょっとめずらしい。いやでも寒い朝だからこそカフェでぬくぬくしたいのか。かくいう僕もそのうちの一人だし。カラダをあたため終えてから(ついでにお腹も満たし)僕はスタバをあとにする。建物の窓から外をみると横なぐりの雪が降っていた。雪が降るのはいいけれど強風はいやだなと思い散歩しようか迷ったあげく、けっきょく散歩することにした。よく考えたら今日はこの時間しか空いていなかったのだ。案の定、風が強くて顔面と手が寒い。せっかくスタバであたたまったカラダもものの数分で冷え切ってしまった。やれやれ、冬はカフェから散歩へのハードルが高すぎる。でもまあカラダを動かすことで心はいい感じにリフレッシュされた。公園はいつもよりだいぶ人の姿が少なかった。犬の散歩をしている若い男性が一人、ショルダーバッグを斜めがけして早歩きでどこかへむかっている60代くらいのサラリーマン、ニット帽をかぶりせっせと散歩にはげむ50代くらいの女性、そのていどだった。でもこういう冬のさびしい公園もまた好きだ。ひと気のないうらびれた公園。悪くない。散歩を終えて車にもどりクリーニングにだす服をもちだしていつものクリーニング店に行く。到着するとなんとまあ、よくわからない雑貨店に変わってしまっていた。どうして僕がよく行く店はこうもポンポンと潰れていくのか。ちなみに数カ月前にも洋服のお直し店が潰れていた。せっかく僕のルーティンに組みこみやすい立地だったのに。しかたなくスマホで近くのクリーニング店を検索し、そちらへむかうもやはり利便性に欠ける。微妙に遠いし駐車場もせまいしあきらかにダウングレード感がある。仕上がりはまだ受けとってないからわからないけど、ただ料金はとても安かった。まあなにごとも妥協は必要か。それとも時代はもう宅配クリーニングなのか?