自宅で使っているBOSEのヘッドホンがぼろぼろになってしまったので新しいヘッドホンを購入することにした。ヘタしたら10年以上もったんじゃないかと思うほど、このBOSEのヘッドホンにはお世話になった。でもまだ故障する気配すらなく、しっかりと機能しているところがすごい。ぼろぼろになったのはイヤーパッドくらいなのでここだけ交換したらまた使えそうだけど、今どきのヘッドホンも試してみたいからこのへんでお別れしときます。ケースに収納してゆっくり休ませてあげよう(愛着あるからたまに動かしてみようかな)。またBOSEのヘッドホンでもよかったんだけど、おもに家事(とくに掃除機をかけるときは必須)のときしか使わないから安いものでいいやと思い、今回はAnkerをチョイスした。約1万円です。でもこれでノイキャン搭載されているし、あれから10年ほど月日が流れたわけだから、この金額でも納得できるオーディオ体験ができるとふんだ。そしていざ開封してiPhoneとペアリングをし、頭に装着して音楽を聴いてみると十分すぎるほどの音質だった。ノイキャン性能も前回のBOSEレベルだし、音の解像度もすごい。ボリュームの上げ下げも耳もとの物理ボタンから操作できるしヘッドホンのさらさらした質感も心地いい。それから耳をすっぽりおおってくれる装着感も安心感があって気に入った。Soundcoreのアプリを使えばモードの設定(標準、ノイキャン、外音取り込み)やボタン操作のカスタマイズやイコライザーの設定も可能です。とくに大きな欠点は見られないが、あえていうなら電源のオンオフが遅いところかな。ボタンを長押しするんだけど、電源が入るまで(または切れるまで)のタイムラグにいささかストレスを感じてしまう。ちなみに前回のBOSEの電源ボタンはスライド式になっていて「カチッ」と動かすだけで電源が切れたり入ったりしていた。この点にかんしてはBOSEの仕様の方がよかったが、そのほかはとくに不満はありません。いずれにせよ期待どおり、いやそれ以上に技術の進化の恩恵を享受することができて幸せだ。約1万円でこのクオリティが手に入る時代なんだなと、いまだに驚きをかくせない。旅行で飛行機の移動時なんかにも使ってみようかな。せっかくトラベルポーチも付属していることだし。