ひさしぶりのホテルだというのにいつもの習慣からか、とんでもなく早起きしてしまった。横のソファに置いたスマホを見てみると時刻は3時半を示していた。なぜ休み(しかも連休)だというのにいつも以上に早起きしなければならないのか、不思議でしょうがない。でもまあせっかくなので顔を洗ったり髭を剃ったり服を着たりといろいろ準備を進めることにした。ホテルをチェックアウトして駅にむかい新幹線に乗りこむ。駅までの道のり(少しだけど)は青空が広がっていて空気がとても澄んでいた。神々しい朝日がビルのすき間からたまに顔をのぞかせていた。東京も今日は晴れているだろうか? 駅のコンビニでおにぎりを2つ、ホームの自販機でブラックコーヒーを1本購入し新幹線に乗りこむ。車内には僕をふくめて2人しかいなかった。もちろん僕の席のまわりには誰もおらず、静かで快適このうえない空間だった。窓の景色は駅前の建物から森や田んぼに移りかわっていった。おにぎりを齧りながらのんびり田舎の景色を楽しみ、食べ終わったら今度はコーヒーを飲みながら外の景色を楽しんだ。あいかわらず田んぼばかりで飽きてきそうだが、遠くの山脈や田んぼのあぜ道に咲く菜の花など、意外と僕を飽きさせてはくれなかった。発車して30分が経過すると大曲駅に到着した。誰か乗ってくるかなと(そしてとなりに座ったりするかなと)思い少し身構えていたが、結局だれも乗車してくる人はいなかった。次は盛岡まで1時間くらい走りつづけるのでこのタイミングでブログを書くことにした(それがこの文章です)。静かな新幹線ほど文章を書きやすい環境はない気がする。到着までの限られたいい意味での制約時間、次々に変化する景色、心地よいレールの走行音。それにテーブルや電源まで用意されている。窓のそばには自販機で買ったコーヒーもあるし、もはや言うことはない。でも30分くらい書いていたらだんだん眠くなってきた。さすがに朝の3時半起きはこたえる。というわけで、この文章はここまで。このあとは読書をしたり音楽を聴いたり仮眠をしたりと、のんびり過ごしたのでした。
寝て起きたら大宮だった。
電波状況がよくなったので、ふたたびPCを広げてこの記事をアップ。もう少しで東京だ。